Andy Fraser - Free



ロック界にベーシスト数多くいるものの、アンディ・フレイザーの独特のリズムとベースラインは完全にオリジナルで今でも唯一無二のベースサウンドだ。もちろんこないだのBBCのライブや総集編DVDがリリースされた伝説のフリーのベーシスト♪ そういえばあのDVDも全部の映像を押し込んだっつうけど、他にもまだ残ってる映像ってあるんだろうなぁ…どうせならホントに全部詰め込んでもらいたいものだ。そしてBBCライブの方も2枚組でボリュームたっぷりとは云うモノのまだまだ残されているだろうから第二弾を期待したいね。
で、アンディ・フレイザーだが、ご存じのように独特の横ノリで展開していくベース…と云うかリズムで、ここまでスカスカでヘヴィーなサウンドを創り出している人も珍しい。フリーの中でロジャースと共に曲を作っていた人なのでモロにフリーのサウンドの骨格を作っていた事になる。ブルースに拘ることもなく作っていたハズだけど、コソフのギターがあれだし、元々がアレクシス・コーナーのトコロにいた人なのでブルースが自然に身に付いていたってのもあるだろう。でも、実はアンディの自作のバラードは凄く綺麗だったりする。
で、まぁ、フリーが若くしてゴタゴタとなった時にはトビーっつうバンドを作るけど、全く鳴かず飛ばずで、フリー再結成、その後すぐに離脱してからはシャークスやったりしたけど、これもすぐに脱退して結局ソロ作をリリース。ファーストは期待して聴いたもののやっぱりなぁ、フリーのあれは幻だったんだろうか。セカンドにしても唸ってしまう作品で、やっぱ見放してしまうよな。それ以来シーンで名前を聞かなくなってしまったのが残念。先日リリースされた総集編DVDでのインタビューでようやく久々に顔を見て、しかもエイズだって云うから困ったもんだ。
やっぱり天才ってのは紙一重なんだな、と改めて思う。でもね、やっぱフリーの全作品は燦然と輝いているし、個人的にはシャークスのファーストも好きだし、なんつってもギブソンEBシリーズのベースを使ってる人、好きなんだよ(笑)。音が歪んでてかっこいいんだもん~。
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