Greg Lake - From the Beginning



キング・クリムゾンのオリジナルメンバーだったグレッグ・レイクと同じくプログレの代表格となっているEL&Pのグレッグ・レイクというのが同一人物だというのは最初は驚きだった。もちろん後追いなのでその辺の歴史的な部分が結構ごっちゃになっていて、クリムゾンやEL&Pってのは同時代のバンドだと思ってたからかな。それに気付いた時、グレッグ・レイクって凄い人だなぁ、ふたつの偉大なバンドのオリジナルメンバーだったんだ…などと感激していたことがある。なんかね、バンドってさ、それまでは一回組んだらもうずっとそのまま、みたいなモンだと思ってたからジャズみたいにリーダーが変わってメンバーが替わるっていう感覚はなかったんだよな。ところがクリムゾンの歴史を垣間見ると全アルバム同じメンバーってことがほとんどないワケでさ、なんじゃこりゃ?ってのが先だったね。
そんな中、グレッグ・レイクのベーシストとしての認識はジョン・ウェットンのそれと似ている部分は多いのかもしれない。ベーシストだけどギター弾いて歌も歌うっていうミュージシャンだしさ。この人もキャリア長いから色々やってるけどやっぱクリムゾンの最初のベースの凄さが印象的で、まぁ、そういうべーシストの走りだよね。EL&Pになってからもプログレベース路線なんだけど、結構この人がロックしてたっていうの大きいんじゃないかな。音楽的と言うよりも何かロック。でさ、面白いコトに80年代のスーパーグループとなってもうじき来日するエイジアにも一瞬だけ参加しているんだな。ジョン・ウェットンが来日公演前に離脱して、その代役を務めたのがグレッグ・レイク。で、すぐレイクも脱退してしまうとまたジョン・ウェットンが復活するという顛末があり、どことなく二人の役割が似通っているってのも面白いね。
しかしこの人、ハードロッカー達からも引っ張りだこ状態でゲイリー・ムーアともアルバム作っちゃうし、エマーソン・レイク&コージー・パウエル
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