Anne Briggs - Sing a song for you
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Anne Briggs - Sing a song for you (1973)

女性シンガーの歌い方にも様々な芸風があり、それは本人達が狙って出来るものでもなくって自然と歌っている中でそうなる、というのかな、歌い方による影響度合いってのは多少はあるだろうけど、声質によって変わってくるトコロも大きいから、例えば鋭い歌い方がしたい、と思っても実際の歌では柔らかく愛にあふれる歌声にしか聞こえない、なんてこともある。すると今度はそれを活かした歌になってくるのは当然で、そんな事を自然に取り込んでしまって出て来るのが個性ってモンだ。
Anne Briggsの1973年録音ながらも90年代になってからのリリースとなったアルバム「Sing a song for you」。録音した当時は本人が全然満足出来ないレベルの作品だったようで、だから故にお蔵入りさせてしまい、そのまま引退同然の生活に戻り、育児に専念していたとの話だ。でもこの手の人ってそんなに稼げたワケでもないだろうから家庭に入っての生活ってのが一番幸せだったんだろうなぁとは思う。トラッドなんて歌いたい人が歌って、生活に密着したトコロにある音楽なんだから、そこで楽しんで歌うってのが一番自然なんだろうし。
そんな背景の中、このお蔵入りアルバムをリリースしないかとの話が本人にも届き、改めて聴いてみれば当時思ったほどの出来の悪さでもなく、バリエーションに富んだ意欲作じゃないかってのもあってリリースされたアルバムが本作。それまでの悲壮感漂うアルバム郡とはちょいと異なり、かなりソフトで幅広いサウンドに載せた歌を聞かせてくれて、ブズーキもロクに弾けなくて…などと言ってたものの、どうしてどうして、しっかりとトラッドに仕上がっているじゃないですか。ジャケットの美貌もしっかりとその瑞々しさを醸し出しているし、何ら違和感ない素晴らしき作品。

女性シンガーの歌い方にも様々な芸風があり、それは本人達が狙って出来るものでもなくって自然と歌っている中でそうなる、というのかな、歌い方による影響度合いってのは多少はあるだろうけど、声質によって変わってくるトコロも大きいから、例えば鋭い歌い方がしたい、と思っても実際の歌では柔らかく愛にあふれる歌声にしか聞こえない、なんてこともある。すると今度はそれを活かした歌になってくるのは当然で、そんな事を自然に取り込んでしまって出て来るのが個性ってモンだ。
Anne Briggsの1973年録音ながらも90年代になってからのリリースとなったアルバム「Sing a song for you」。録音した当時は本人が全然満足出来ないレベルの作品だったようで、だから故にお蔵入りさせてしまい、そのまま引退同然の生活に戻り、育児に専念していたとの話だ。でもこの手の人ってそんなに稼げたワケでもないだろうから家庭に入っての生活ってのが一番幸せだったんだろうなぁとは思う。トラッドなんて歌いたい人が歌って、生活に密着したトコロにある音楽なんだから、そこで楽しんで歌うってのが一番自然なんだろうし。
そんな背景の中、このお蔵入りアルバムをリリースしないかとの話が本人にも届き、改めて聴いてみれば当時思ったほどの出来の悪さでもなく、バリエーションに富んだ意欲作じゃないかってのもあってリリースされたアルバムが本作。それまでの悲壮感漂うアルバム郡とはちょいと異なり、かなりソフトで幅広いサウンドに載せた歌を聞かせてくれて、ブズーキもロクに弾けなくて…などと言ってたものの、どうしてどうして、しっかりとトラッドに仕上がっているじゃないですか。ジャケットの美貌もしっかりとその瑞々しさを醸し出しているし、何ら違和感ない素晴らしき作品。
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