Trapeze - Medusa
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Trapeze - Medusa (1970)

まだまだ片っ端から漁っておくアルバムってのはあるなぁ…。一通りのバンドは通過したのかもしれないけど、アルバム単位で聴き通せていないのも多いし。あ、もちろん70年代英国に絞ってのお話でして、世の中全てのレコードに対するお話ではないです。もっともっとニッチな世界での事で、それでも聴けてないのが多い。んで、聞き直したりするアルバムでも毎度の事ながら新しい発見や感覚があるから適当なサイクルで聴くってのが案外面白いというのもある。あまりそういう聞き方する人も多くないだろうから、こういうのきっかけに聴いてみると面白い感覚出てきます。初めて聴いた時、10年後に聴いた時、みたいな感覚の違いね。
Trapezeの1970年リリースのセカンド・アルバム「Medusa」。このバンドもどうなんだろうなぁ…5枚も出したり、再結成してたりもするからB級では無いんだけど、それはメル・ギャレーとグレン・ヒューズの後の活躍によるトコロが大きいか。それでも数枚以上のアルバムが出ているワケだから期待されてたんだろうね。いつ聴いてもバンド的にはどこかイモ臭いというと失礼だけど、ヌケ切らないスタイル感覚がもどかしい…。グレン・ヒューズの歌声がまだ70年代初頭の狂おしいスタイルでソウルフルとまではいかなくて、かと言ってブルースな歌い方でもないからファミリーのロジャー・チャップマンとかロッドとかその延長的なスタイルになるのだろうか、それでいてやや声が潰れてる感あるので好みは分かれるだろうし、それが故にバンドの特徴でもあったか。一方のメル・ギャレーのギターはもう良いねぇ〜、この頃からいぶし銀的なオーソドックスなスタイルでブルースベースなプレイ、音色もそんなトコロで、如何に初期ホワイトスネイクがブルースに根ざしていたバンドなのかと思える。グレン・ヒューズの歌もパープルに移ると、ここまで粘っこくないからやっぱりデビカバのサポートということで洗練さが出たのかな。
さて、このTrapezeのアルバム、期待のバンドだったからか1970年初頭にファーストアルバムリリース、同じ年の秋にこのセカンドアルバム「Medusa」リリース。ご存知のようにこの秋の時点ではバンドは既に5人から3人に減り、トリオでひたすらツアーを回っていたようだ。そのことからするとこの「Medusa」はかなり凝縮されたバンドの音が詰め込まれているのは容易に想像が付く作品で、実際聴いてみても実にソリッドでトリオ編成ならではのタイト感が感じられる。あまりオーバーダブもしないでバンド一体となっての録音に近かったんじゃないかな。ドライブ感やグルーブ感も見事だし。ちょいと残念なのは楽曲そのものがもうちょっとどういう方向に進むのかを打ち出せていればな、ってことくらいか。曲で楽しませるってのがあればもうちょっとメジャーになってたかとも思わなくもない。しかしメル・ギャレーのギター、結構好きだなぁ…。

まだまだ片っ端から漁っておくアルバムってのはあるなぁ…。一通りのバンドは通過したのかもしれないけど、アルバム単位で聴き通せていないのも多いし。あ、もちろん70年代英国に絞ってのお話でして、世の中全てのレコードに対するお話ではないです。もっともっとニッチな世界での事で、それでも聴けてないのが多い。んで、聞き直したりするアルバムでも毎度の事ながら新しい発見や感覚があるから適当なサイクルで聴くってのが案外面白いというのもある。あまりそういう聞き方する人も多くないだろうから、こういうのきっかけに聴いてみると面白い感覚出てきます。初めて聴いた時、10年後に聴いた時、みたいな感覚の違いね。
Trapezeの1970年リリースのセカンド・アルバム「Medusa」。このバンドもどうなんだろうなぁ…5枚も出したり、再結成してたりもするからB級では無いんだけど、それはメル・ギャレーとグレン・ヒューズの後の活躍によるトコロが大きいか。それでも数枚以上のアルバムが出ているワケだから期待されてたんだろうね。いつ聴いてもバンド的にはどこかイモ臭いというと失礼だけど、ヌケ切らないスタイル感覚がもどかしい…。グレン・ヒューズの歌声がまだ70年代初頭の狂おしいスタイルでソウルフルとまではいかなくて、かと言ってブルースな歌い方でもないからファミリーのロジャー・チャップマンとかロッドとかその延長的なスタイルになるのだろうか、それでいてやや声が潰れてる感あるので好みは分かれるだろうし、それが故にバンドの特徴でもあったか。一方のメル・ギャレーのギターはもう良いねぇ〜、この頃からいぶし銀的なオーソドックスなスタイルでブルースベースなプレイ、音色もそんなトコロで、如何に初期ホワイトスネイクがブルースに根ざしていたバンドなのかと思える。グレン・ヒューズの歌もパープルに移ると、ここまで粘っこくないからやっぱりデビカバのサポートということで洗練さが出たのかな。
さて、このTrapezeのアルバム、期待のバンドだったからか1970年初頭にファーストアルバムリリース、同じ年の秋にこのセカンドアルバム「Medusa」リリース。ご存知のようにこの秋の時点ではバンドは既に5人から3人に減り、トリオでひたすらツアーを回っていたようだ。そのことからするとこの「Medusa」はかなり凝縮されたバンドの音が詰め込まれているのは容易に想像が付く作品で、実際聴いてみても実にソリッドでトリオ編成ならではのタイト感が感じられる。あまりオーバーダブもしないでバンド一体となっての録音に近かったんじゃないかな。ドライブ感やグルーブ感も見事だし。ちょいと残念なのは楽曲そのものがもうちょっとどういう方向に進むのかを打ち出せていればな、ってことくらいか。曲で楽しませるってのがあればもうちょっとメジャーになってたかとも思わなくもない。しかしメル・ギャレーのギター、結構好きだなぁ…。
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