Bon Jovi - Keep the Faith
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Bon Jovi - Keep the Faith (1992)
![Keep the Faith [Special Edition]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61Srl%2Bh5X4L.jpg)
アメリカを席巻したバンドのひとつにBon Joviがあるけど、途中からAOR路線に走り自身達では曲を書かずに売れ線に走ったという印象があって、実はそれ以降ってのはもうほぼ聴いてなかった。ところがその辺も聴いてみると、自分達で曲作って頑張ってるのもあって、魂売ったんじゃなかったのか?そういう作品もあるんだ…、なんて不思議に思ってしまった。しかも出て来る楽曲がこれまた新しい作風でもあってなかなかに奥が深い部分があるバンドなのかも、なんて思った次第。もちろん世界に名だたるバンドなんだから何でもやれるぜ、ってのが当たり前の姿なのだろうけど、最初期から知ってるとどうもそうは思えないからね、不思議な気がしただけです。
Bon Jovi1992年リリースの5枚目の作品「Keep the Faith」。グランジが全盛期の90年代、アメリカ的には退廃的でドロドロで暗いものがひたすら受け入れられていたデスな時代、そんな所に快活なAORで参入するんだ、なんてほどにバカな試みはしなかったことで、Bon Joviのセンスは保たれたのかもしれない。ユニークなのは世間が後ろ向きで冷たい視点でしかものを見ない時期に前向きに熱い魂そのものを振るい上げた歌詞を持ってきた事か、バンド自身の意思の表れだったようだが、世間的にもそれが受け入れられたからこそのヒットもあったんだろうから、やっぱりそこはBon Joviというヒットバンドしか出来ないワザか。もっとも単なる流行でしかないから歌詞がどうのってのはあんまり関係ないのかもしれないけど。
聴いてみれば彼らの才能を改めて実感する作品が立ち並んでて、大きくはあのアメリカンなロックを展開する曲がまるで見当たらず、ひたすらに重くて熱い魂を訴え続けるかのような楽曲が目立ってる。それはもうどこかU2が持つ魂であるかのような作風だ。根底的なところでの訴えがあったんじゃないだろうか、表面的な音楽を演じるというよりはもっと根が深い。だから暗黒時代でもしっかりとリスナーには届いたアルバムだったろう。古さを感じさせることのないしっかりとした自身の強烈なメッセージを持った作品に聞こえるし、バンドが一丸となっている姿も見える。こんなに地力あったっけなぁ…、曲作りのセンスも随分と初期に比べたら成長したんだなぁ…と感じる。やっぱりこの頃は伸びる一方だね。凄い。もうちょっと先のアルバムもきちんと聴いた方が良いかもな。
![Keep the Faith [Special Edition]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61Srl%2Bh5X4L.jpg)
アメリカを席巻したバンドのひとつにBon Joviがあるけど、途中からAOR路線に走り自身達では曲を書かずに売れ線に走ったという印象があって、実はそれ以降ってのはもうほぼ聴いてなかった。ところがその辺も聴いてみると、自分達で曲作って頑張ってるのもあって、魂売ったんじゃなかったのか?そういう作品もあるんだ…、なんて不思議に思ってしまった。しかも出て来る楽曲がこれまた新しい作風でもあってなかなかに奥が深い部分があるバンドなのかも、なんて思った次第。もちろん世界に名だたるバンドなんだから何でもやれるぜ、ってのが当たり前の姿なのだろうけど、最初期から知ってるとどうもそうは思えないからね、不思議な気がしただけです。
Bon Jovi1992年リリースの5枚目の作品「Keep the Faith」。グランジが全盛期の90年代、アメリカ的には退廃的でドロドロで暗いものがひたすら受け入れられていたデスな時代、そんな所に快活なAORで参入するんだ、なんてほどにバカな試みはしなかったことで、Bon Joviのセンスは保たれたのかもしれない。ユニークなのは世間が後ろ向きで冷たい視点でしかものを見ない時期に前向きに熱い魂そのものを振るい上げた歌詞を持ってきた事か、バンド自身の意思の表れだったようだが、世間的にもそれが受け入れられたからこそのヒットもあったんだろうから、やっぱりそこはBon Joviというヒットバンドしか出来ないワザか。もっとも単なる流行でしかないから歌詞がどうのってのはあんまり関係ないのかもしれないけど。
聴いてみれば彼らの才能を改めて実感する作品が立ち並んでて、大きくはあのアメリカンなロックを展開する曲がまるで見当たらず、ひたすらに重くて熱い魂を訴え続けるかのような楽曲が目立ってる。それはもうどこかU2が持つ魂であるかのような作風だ。根底的なところでの訴えがあったんじゃないだろうか、表面的な音楽を演じるというよりはもっと根が深い。だから暗黒時代でもしっかりとリスナーには届いたアルバムだったろう。古さを感じさせることのないしっかりとした自身の強烈なメッセージを持った作品に聞こえるし、バンドが一丸となっている姿も見える。こんなに地力あったっけなぁ…、曲作りのセンスも随分と初期に比べたら成長したんだなぁ…と感じる。やっぱりこの頃は伸びる一方だね。凄い。もうちょっと先のアルバムもきちんと聴いた方が良いかもな。
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