Talking Heads - More Songs About Buildings & Food

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Talking Heads - More Songs About Buildings & Food (1978)
More Songs About Buildings & Food

 ついでながらの流れで聴いてみたTalking Headsの「More Songs About Buildings & Food」、1978年作の2枚目のアルバムで、ここからブライアン・イーノがプロデュースしていることで話題になったのか、バンドの面白さが話題になったのか知名度が上がり始めたと言われているアルバム。自分的な事を書けばこの後の「」が名盤だと聞いて昔々に聞いたものの、決して好みではなくまるでその良さを理解しなかったことからトーキング・ヘッズはまるで聴かなかったバンドなのでここでまた聞いてみてもなぁ、とは思うが、今なら多少理解できるところもあるのだろうと期待してみた。

 「More Songs About Buildings & Food」、う〜ん、イーノはどうあれ、バンドの音として、この声とかサウンドってのはどうなんだろ?色々な呼び方をされるバンドだけど、基本的にカチャカチャなロックで、歪んだロックの音じゃない。即ちニューウェイブ的なギターサウンドが中心になった曲で…、って書くと自分がギター中心にロックを聞いていることが分かる。それに加えてのボーカルの細さっつうか弱さってか、ロックとして聴くにはちょいと軟弱な感じがデヴィッド・バーンにはある。それが魅力という歌手も多いんで頭から否定するモンじゃないが、やっぱりあんまり好まない。曲のビート感やシンプルさはなかなかに面白いし、ベースラインもユニークでしっかり自己主張してるからこのヘンは好きなトコロだけどね。

 それでもアルバム一枚きちんと聴いてみるとトーキング・ヘッズってこういうバンドだったのかと改めての理解は出来たような気がする。決して好んでは聴けないけど、ここまでの完成度がないアルバムもたくさん聴いてるんだからそれに比べたら全然良い作品だし、確実に新しい世界とロックをやってたバンドだ。でもね、やっぱりどこか英国的な部分が抜けてるからかな…、アメリカのバンドです、って言い切れるほどアメリカンじゃないけど、ドイツでもないし、やっぱりそのヘンの無国籍感もあるのかな。



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フレ
Posted byフレ

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