Rod Stewart - A Night on the Town

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Rod Stewart - A Night on the Town (1976)
Night on the Town

 新しいバンドなんかもちょこちょこ聴いてるんだけど、どうもどこかピンと来なくてね。好き嫌いって話だけなんだろうけど、一旦は聴いてみたりして自分に合わない理由が何かってのをはっきりさせておきたいとも思うけど、なかなか大部分が合わないんだからしょうがない。ところが70年代のだと昔は聴かなかったので、すんなりと馴染んで聴けるんだから不思議なものだ。近代の良い音質が苦手ってワケでもないだろうし、70年代のが特別何かってんでもない…、だから単純に良い音楽かどうか、なのだろう。作り込みすぎていない音の方が好みなのかな…、それはあるかも。

 Rod Stewartの1976年のワーナー時代の作品「A Night on the Town」。最後のロッドR&R時代の作品とも言えるのか、既に終わってるのか…、まだチャラい方向には進んでいなかった最後のアルバム。古くからロッドを知ってる人はロック謳わせたら天下一品みたいなの知ってるだろうけど、ヒット曲あたりから入った人はそんなイメージないしねぇ…、自分も得意な人ではないって思って思ってたし。昔ロック本なんか見てて、ロッドならこのアルバムも良いぞ、みたいなのでこのジャケットがあってね当時中古レコードでたまたま見つけたから安く買ってきて聴いてたことがある。とにかくヤワくて面白くないアルバムで、一回全部聴かないウチにお蔵入りしてて忘れてたアルバムのひとつだ(笑)。

 A面はソフトな楽曲集でロッド作が多い、B面はR&R作品集でカバーが多い…ってことはやっぱヤワいんじゃないか、なんてのあるけど、この人の場合自分の曲だろうが人の曲だろうが何歌ってもロッド・スチュワートになってしまうんだから構わないんだろうなと。それだけ天性の歌声が特別な人だし、このアルバムでも見事に自分のモノとして統一された歌声と作風を披露してくれているからそれなりの名盤として語られているものだ。自分の才能に自信が溢れてるもん。しかも「Atlantic Crossing」でヒット出したばかりだし、プレッシャーってよりもゆとりだよね。この後はディスコでも売れる人になるし、いやはや才能豊かな人だから出来るワザ、それでもこのアルバムも軽快で悪くない作品。



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フレ
Posted byフレ

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