Jack Bruce - Things We Like
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ロック界ベーシストで名が挙がる人ってそんなに多くないのでは?と思うのだが、それでもやっぱ凄い人は何人かいるもので、その中でも多分、かなり有名な人…、いや、一番はポールっつうのは知ってるので、でも、話いきなり逸れるけど、ポールのベースラインってのはやっぱ凄く斬新でセンスのある見事なもの。かっこいいもん。だからやっぱり最高のロックベーシストの一人です、はい。別に音が嫌いなワケではないのでそれくらいは…。
で、ジョン・エントウィッスルは全くもって素晴らしいベーシストだが、一瞬だけ光り輝いたバンドにいたがためにその才能が世界に知れ渡ってしまった素晴らしきロックなベーシストがジャック・ブルースですね。もちろんクリームの三年間が彼のアドリブプレイのセンスの最高峰だとは思うけど、もともとジャズ畑の人で、それがロックに飛び火したって感じなのでそりゃもうフレージングが天才的というのかベーシスト的というのか、バトルだ。クリームって、実はクラプトンが異質なプレイヤーだったと思う部分もある。ま、それはいいんだが…。
結構意外なキャリアがこの後に築かれていたが、あまり知られてないのかな。驚く事にジミヘンと一緒にやっていた天才ドラマー、ミッチ・ミッチェルとラリー・コリエル、それとマイク・マンデルっつう人と一緒にライブをクリーム解散後には行っていたようで、ちょうどミッチ・ミッチェルもジミを失った頃なのかな、理想的な組み合わせだったのにねぇ、しかもラリー・コリエルっつう素晴らしきギタリストと一緒だったのにやっぱスーパーバンドは上手く行かないのだろうか。ソロアルバムで面白いのはやっぱファースト「Songs for a Tailor」かセカンド「Things We Like」。ジャズだけどロック。クリーム時代は結構ポップ路線で頑張ってた分、ソロでは好きにやってるし、ジョン・マクラフリンやジョン・ハイズマンと云う先鋭の面子とやってるくらいだから、プレイヤーには恵まれてたと思う。セールス的面がダメだったのか、音楽が大衆に合わないのか…、確かに何度も聴かない作品ではある。反面、玄人には好まれる作品とは思うが。その後もミック・テイラーとやったり…、結局表舞台に立つ事があまりなかったかもしれん。でも凄くアグレッシブなプレイはずっと変わらずだったと思う。
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