The Doors - The Doors 50th Anniversary Deluxe Edition
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The Doors - The Doors 50th Anniversary Deluxe Edition

しかしまぁ今でも昔からあるアルバムのジャケットを新譜作品のコーナーで見かけることの多いこと多いこと。リマスターからリミックス、デラックスエディションからDVDやBlu-Ray盤など含めて抱き合わせ販売も普通にあって、何がなんだか分からないけど、知らないアルバムじゃなかろうっていうのは確かだからいきなり飛びつくことはない。でもやっぱり中身を知ると気になるよなぁ…ってのも多いし、なかなか悩ましい。一体今はいつの時代なんだ?ってくらいに古い作品のジャケットがショップを賑わしていることもまた当たり前になってきたか。オールドロックリスナーには嬉しい事ではあるね。
The Doorsの永遠の名盤「The Doors」のデラックスエディションがリリースってことで、何と50周年記念って…、そうか、1967年のアルバムリリースだからもう50年経ってるって事か…、そりゃ凄い。自分がロックを聴き始めてから割と最初の頃からずっとDoorsは側にあって普通に聴いてたからこの50年間もきっとそうだったんだろう。さすがにクラシックと同じ音楽になっているハズだ。とは言ってもここ十年近くはまともにアルバム単位できちんと聴く事も多くはなかったし、久々に聴くという意識を持たせるにもこういうリリースは良い事だろう。自分的には恥ずかしながら今回のリリースで初めてモノラル盤を聴いたので、相当の衝撃を受けて聴けた事が嬉しかった。1枚目のディスクは普通にこういう音だよな、綺麗になったんだろうな、きっと、という程度で聴いてたけど、2枚目のディスクにした途端に何かヘンで、演奏はともかくながらジム・モリソンの歌声が入ってきたあたりからモノラルの音の塊がぶつかってくるような音圧に衝撃を受けた。Doorsでこの時代にこのモノラルリリースがあった驚きと、しかもこの音質で出てたのかと。アルバム全編モノラルだけど、どれもこれも華麗なる、という単語が似つかわしくなくボテッとした音圧での「ハートに火をつけて」なワケで、なかなか味わった事のない楽しみ方が出来た。
更に3枚目のディスクは恒例の1967年マトリックスライブ音源のファーストアルバムの曲順に準じた抜粋編で、ライブ丸ごとを楽しませるとかドアーズのライブってこういうもの、っていうのを伝えるんじゃなく、ファーストアルバムをライブでやるとこんな風になってたんだよ、というようなスタンスでの編集で、これが案外聴きやすくてコンパクトでよろしい。そもそもこの時期のドアーズのライブはダラダラと古いブルースを延々と技術もそれほどで無いプレイヤー達が演奏しているので、ダレるんだよ。しかも2時間近くやってるし。ちなみにこのマトリックスライブも一日2公演で40曲以上ある中からの抜粋だからかなり編集されてるし、それはそれで商品としてはありだろう。そんなデラックス盤、何と言ってもモノラル盤の迫力に圧倒されたけど、それ自体は以前もCDでリリースされていたし、ライブにしてもリリーズ済みなので、果たして今回の50周年盤ってのは何が売りの目玉だったんだろうか?とも言われるのかも。
それにしても最後の最後の「The End」の全てをぶっ飛ばすパワフルな演奏はいつの時代に聴いても強烈なインパクトを放つものだ。ジム・モリソンのこの筋の通った歌声とポリシーは何も知らないリスナーにも響いてしまうくらいの説得力を持つ。確かにアルバムの音自体は古いけど、ロックの真髄を物語っているジム・モリソンのパフォーマンスを今一度味わってぶつかってみると、ホント、スゲェなって。もちろんドアーズの演奏も神懸かってて、こうしてリリースされるくらいの白熱したプレイが収められている。ロック、やっぱカッコ良いよ。

しかしまぁ今でも昔からあるアルバムのジャケットを新譜作品のコーナーで見かけることの多いこと多いこと。リマスターからリミックス、デラックスエディションからDVDやBlu-Ray盤など含めて抱き合わせ販売も普通にあって、何がなんだか分からないけど、知らないアルバムじゃなかろうっていうのは確かだからいきなり飛びつくことはない。でもやっぱり中身を知ると気になるよなぁ…ってのも多いし、なかなか悩ましい。一体今はいつの時代なんだ?ってくらいに古い作品のジャケットがショップを賑わしていることもまた当たり前になってきたか。オールドロックリスナーには嬉しい事ではあるね。
The Doorsの永遠の名盤「The Doors」のデラックスエディションがリリースってことで、何と50周年記念って…、そうか、1967年のアルバムリリースだからもう50年経ってるって事か…、そりゃ凄い。自分がロックを聴き始めてから割と最初の頃からずっとDoorsは側にあって普通に聴いてたからこの50年間もきっとそうだったんだろう。さすがにクラシックと同じ音楽になっているハズだ。とは言ってもここ十年近くはまともにアルバム単位できちんと聴く事も多くはなかったし、久々に聴くという意識を持たせるにもこういうリリースは良い事だろう。自分的には恥ずかしながら今回のリリースで初めてモノラル盤を聴いたので、相当の衝撃を受けて聴けた事が嬉しかった。1枚目のディスクは普通にこういう音だよな、綺麗になったんだろうな、きっと、という程度で聴いてたけど、2枚目のディスクにした途端に何かヘンで、演奏はともかくながらジム・モリソンの歌声が入ってきたあたりからモノラルの音の塊がぶつかってくるような音圧に衝撃を受けた。Doorsでこの時代にこのモノラルリリースがあった驚きと、しかもこの音質で出てたのかと。アルバム全編モノラルだけど、どれもこれも華麗なる、という単語が似つかわしくなくボテッとした音圧での「ハートに火をつけて」なワケで、なかなか味わった事のない楽しみ方が出来た。
更に3枚目のディスクは恒例の1967年マトリックスライブ音源のファーストアルバムの曲順に準じた抜粋編で、ライブ丸ごとを楽しませるとかドアーズのライブってこういうもの、っていうのを伝えるんじゃなく、ファーストアルバムをライブでやるとこんな風になってたんだよ、というようなスタンスでの編集で、これが案外聴きやすくてコンパクトでよろしい。そもそもこの時期のドアーズのライブはダラダラと古いブルースを延々と技術もそれほどで無いプレイヤー達が演奏しているので、ダレるんだよ。しかも2時間近くやってるし。ちなみにこのマトリックスライブも一日2公演で40曲以上ある中からの抜粋だからかなり編集されてるし、それはそれで商品としてはありだろう。そんなデラックス盤、何と言ってもモノラル盤の迫力に圧倒されたけど、それ自体は以前もCDでリリースされていたし、ライブにしてもリリーズ済みなので、果たして今回の50周年盤ってのは何が売りの目玉だったんだろうか?とも言われるのかも。
それにしても最後の最後の「The End」の全てをぶっ飛ばすパワフルな演奏はいつの時代に聴いても強烈なインパクトを放つものだ。ジム・モリソンのこの筋の通った歌声とポリシーは何も知らないリスナーにも響いてしまうくらいの説得力を持つ。確かにアルバムの音自体は古いけど、ロックの真髄を物語っているジム・モリソンのパフォーマンスを今一度味わってぶつかってみると、ホント、スゲェなって。もちろんドアーズの演奏も神懸かってて、こうしてリリースされるくらいの白熱したプレイが収められている。ロック、やっぱカッコ良いよ。
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