Stone The Crows - Teenage Licks

0 Comments
Stone The Crows - Teenage Licks (1970)
ティーンエイジ・リックス

 アイディア溢れる70年代のバンドの作品、しかもブルースベースの白熱したロックってのはいつ聴いても魅力的でパワフルで自分を虜にしてくれる。楽曲が良くてギターが良いと更にそれは堪能出来るものになるんで、恐らくそういう刺激を常に求めているんだろうと思う。別に英国じゃなくても良いし、古くなくても良いんでそんなロックに出会えればそれで楽しめる。もちろん新しい刺激も受けるから自分の感性ってよくわかんないが(笑)。

 Stone The Crowsの1971年リリースの3枚目の作品「Teenage Licks」。アルバム製作中にメンバーが入れ替わったってのはあるらしいけど、それにしてもこのパワフルでぶっ飛ぶ作品が出来上がっているのはメンバーの執念だろうか。マギー・ベルの歌も初期のしゃがれ声を武器としたシャウトからしゃがれた声での歌い上げというかパワフルさだけでなくてきちんと哀愁を込めた歌い上げるスタイルも用いながらバンドと一体化したボーカルスタイルで貢献している、どころかやはりバンドの顔を担っている。情感豊かなこのボーカルスタイルはスワンプ的だけどしっかりと心に染み入る歌のスタイルだし、さすがのボーカリストだ。そのバックを固めるメンバーの安定した演奏とボーカルの情感と共に一体となって曲を作り上げているスタイルはR&Bの世界と同じくひとつの物語を演出している。

 レス・ハーヴェイ…アレックス・ハーヴェイの弟さんのギタープレイがね、音色もフレーズも使い方も曲中への入れ方も見事で、トーンの使い分けも凄く考えてて、曲にしっかりとハマってる、ってかもっと曲を情感豊かにしている、素晴らしいプレイ。更にこのベースも凄いんだ、これがまた。ランニングしようがリズムに徹しようが曲の色をきっちりと打ち出すプレイを曲ごとに出しててついつい耳がそっちに引っ張られる。そんな素晴らしいプレイヤーが奏でるロック、ブルースロックに留まらない70年代の英国ロックそのものをたっぷりと聴かせてくれる一枚で、隠れた名盤とも言えるだろうか、この辺好きな人は結構ハマるんじゃないかな。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply