George Harrison - Live In Japan 1991



1991年12月ジョージ・ハリソン来日の報を聞いた。しかもバックバンドはエリック・クラプトンのバンドってことで、もちろんクラプトンも参加するとの話でえらく驚いたものだが、この頃割とこういう豪華なメンツによる来日公演というのもあったので、それでは行かなければ、と言うか、ジョージだけだったら行かなかったと思うし、クラプトンだけでも行かなかったと思うんだけど、やっぱ二人揃ったから見てみたいな、と。
そんなことで12月何日か覚えてないのだけど、東京ドームに一回だけ見に行った。ジョージという人のソロ作品はとりあえず全部揃えていたので何となくは知っていたけど別に全曲口ずさめるほど知っていたワケじゃないし、やっぱつまらんかなぁという不安もあったんだけど、もちろんジョージ側も同じコトは考えていたようでしっかりとビートルズ時代の曲とソロ時代の曲を交えてやってたね。最初は「I Want To Tell You」っつうなるほどなぁ~って感じの選曲でしょ。やっぱね、全体的にビートルズの曲の方が盛り上がる。そりゃそうなんだけど、それでいいんなぁ~って。しかもバックではちゃんとクラプトンがギター弾いているワケで、クラプトンのビートルズなワケだしさ、そういうトコは何か興醒めしちゃってたような気がする。うん、でもやっぱ確かにジョージの曲は良い曲多いからしっとりと聴くのが多くて割と感激した。
が、ここで問題はだな、途中クラプトンコーナーになるんだが、「Old Love」か何かでもの凄い名演奏をしてくれちゃってさ、ジョージのことなんか全部すっ飛んでしまったんだよ(笑)。何せ演奏終わった後でクラプトンとキーボードのヤツが抱き合って感激してたくらいの演奏だったから、本人達も感動的だったんだろうな、聴いてて鳥肌立つくらいの演奏で凄かった。そんなんで「Badge」かな何かでジョージが戻ってきても全然意識が行かなくて大変よ(笑)。ま、とは言え、そこからの曲はもうヒットソング満載だったからさすがに楽しめたけど。んでもって、見所はやっぱ「While My Guitar Gentley Weeps」かなぁと。「White Album」の再演なワケで、やっぱ目玉として最後の方に持ってきてたしね。結構クラプトンもフレーズをいじって弾いてたからあの感動ってワケじゃないが、やっぱさすがだな、ってのは思った。
そういえば2001年だっけ?11月29日にジョージが亡くなってるんだよね。クラプトンはその時日本でライブをやってたみたいで、結構淡々としていたって聞いた。何でも日本に来る前にジョージのとこ行ってお別れをしてきたらしい。う~ん、彼等にとっての日本ってのは結構特別な因縁ができてしまった国なのかもしれないな。そんなクラプトンは今正に来日公演中。
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