George Thorogood & The Delaware Destroyers - Live At The Boarding House

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George Thorogood & The Delaware Destroyers - Live At The Boarding House Ksan Broadcast, San Francisco, May 23rd, 1978
Live At The Boarding House Ksan Broadcast, San Francisco, May 23rd, 1978

 意外なトコロで意外な音を発見するってのが音楽を聴き続けている事の楽しみでもあるし、面白いところ。昔から名前は知ってるけど実はあんまり聴けてないとか好きで聴いてたけど、それはとある時代の一部分だけでしか無かったとか、このバンド、こういうんだったんだ?とかね、割とバンドごと追いかけてないと分かんないトコあんだよ。んで、昔はそれでも全部のアルバム聴いてみる、手に入れるってほどまで好きならいいけど、そうじゃないのはそこまで出来ないから中途半端に終わってるワケ。それをさ、長年かけてじっくりと蓄積していくってのもなかなか出来ないから結局そのままになってる。でもね、こうして聴いてると、深掘りしなきゃいけない、というかしても面白いんじゃない?って状況になるのでそれはそれで楽しめているという…。

 Geroge Thorogoodというギタリスト、ってか一人ロックンローラーな人、アメリカのデラウェア出身という田舎者、それはもう顔見ても分かるし明らかに田舎者のむさ苦しさとファッションセンスのダサさってのもあるが、ギターの腕は超一級でブライアン・セッツァー顔負けのプレイを聴かせてくれるという…、自分が知ってるのは80年代入ってからのモロにR&Rだけの時代だったからそういう人だと思ってたけど、こないだふと1978年のライブ盤「Live At The Boarding House Ksan Broadcast, San Francisco, May 23rd, 1978」ってのがリリースされてたから初期のライブなら面白いかな、って聴いてみたんです。そしたらこんなスライド中心なロックプレイで激しいライブだったんか?ってかそういうのばっかだったんだ?ってのにびっくりしてさ。イージーなR&Rばかりやってるんじゃなくて、しっかりギターを追求したというか常任では弾けないプレイスタイルをひたすら駆使してのライブで、突出してるんだよね。んで、スライドだから個性的で、そりゃ話題になった新人だろうよ、と。そんなのがそのまま聴けるライブでかなり見事。

 アルバムデビューが1977年、サラグッド27歳の頃でのデビューで、このライブはデビュー翌年なので気合入りまくってる頃、ホントこんだけギター弾けてたらどんだけ楽しいんだろってくらいに弾いてる。ブルーススタイルはもちろん習得しているんだろうけど、この人のギターはもっと明るくてカントリータッチとさえ言えるくらいではある。もちろんそうはならなくてスタイルはブルースベースなのでブライアン・セッツァーとは大きく異なるんだけどね。それにしてもこんだけギターを聴かせてくれるってのもなかなかないからこういうライブのリリースは良いわ。存分に楽しめる作品です。



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フレ
Posted byフレ

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グラハムボネ太郎  
実は結構好きです

ただ、問題はTHOROGOODという名前。
THOだから舌を上の歯の裏側にそっと触れるような触れないような感じで、「サ」と「ソ」の中間みたいな発音。
日本人には言いにくいです。
サラグットでもソログットでもない。
というわけで、ほとんどのアルバム持ってます。プロレス言葉でいえば、まだ見ぬ強豪の1人ですね、

2017/04/20 (Thu) 11:50 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>グラハムボネ太郎さん

どこから聴いても同じ音、ってなトコでしょうか(笑)。
R&Rってこういうモンですね。

2017/04/23 (Sun) 20:39 | EDIT | REPLY |   

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