Albert Collins - Cold Snap

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Albert Collins - Cold Snap (1986)
Cold Snap

 やっぱり弾きまくりブルースメンのアルバムなんてそうそう見つからないなぁ…なんて色々と探しながら思う次第。もっともっと聴きたいのだが、大抵聴いているようで、何かあれば知りたいのだが、まぁ、これまでのだって音聴いて一発で分かるほどには聴いてないんだからそれらをまた聴き直せば良いのだろう。古いスタンダードなブルースを好む人からしたら邪道なエレクトリックブルースばかりを好むロック好きな自分ですが、確かにほとんどロック的なものが並んだもんな。

 Albert Collinsの1986年リリースのこれでもアリゲーターからのリリースという驚きの「Cold Snap 」。何せドラムの音とか完全に80年代のあの音だったりして、一体どうしたんだアルバート、と思うくらいにバックの音が似つかわしくないアルバム。それでもアリゲーターだ。楽曲の方もかなりファンク色強いと言うのか、いわゆるブラコンの系統に属するんじゃねぇの?ってくらいに思える程のバッキングだけど、かなりあちこちで鳴ってくれるアルバート・コリンズのテレキャスのあの音、そして刺さりまくるくらいにエグいギターの音色でのオブリプレイが強烈に響くお陰でブルースアルバムとしての体を保っている、どころかブルースアルバムになっている。凄いなぁ、このギターの存在感。何弾いてもブルースメンはブルースメンなんだよ、って証明。

 ホーンセクションのチープな音も許せる。こういうのお得意だしね。自分の中では決して聴くことのないサウンドなんだけど、ホント、このギターのお陰で聴いていられるわ。バキバキのこの音はホント、独特だよなぁ…、指弾きってのもあるだろうけど、このペチペチな弾き方、やっぱり相当独特なトーンが出て来るし、7カポ中心ってのもその辺あるんだろうな、フレーズはマンネリだからどう聴いてもアルバート・コリンズってのばかりだが、こんだけのインパクト。だからこういう新しいサウンドにも挑戦して飽きさせないスタイルを作っていったんだろう。斬新と言えば斬新なアルバム。



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フレ
Posted byフレ

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