EL&P - Love Beach
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EL&P - Love Beach (1978)

70年代ロックってのはものすごいスピードで進化し続けていったこともあってか、バンド側の疲弊や環境の変化なども含めて今よりも早い変革を求められていたのかもしれない。だからバンド側もどんどんと突き詰めていく姿勢をエネルギッシュに打ち出し、アルバムをリリースしてライブをこなし、人生を使い果たしながら生きていったという見方もできる。それが故にどんどんと音楽性も変化させていかないと、という面もあったり実験したくてグチャグチャになっていってしまった、みたいなのもある。そういうのが80年代になるとガラリと変わっていくのは音楽ビジネスがきちんと整備されてきたからだろうか。
1978年リリースのプログレ界一番の世紀の駄作と称されることの多いEL&Pの「Love Beach」。どのバンドよりも早く80年代へ向けての脱皮脱却70年代からの離脱を試みたアルバムという意味では流石プログレッシブな指向性とも言えるのだが、出てきた音がコレではさすがに時代はついてこれなかっただろうと。EL&Pってどんなバンドだっけ?ってなことを思い出させることがないくらいにキャッチーでポップ側に振ってしまったアルバムはジャケットからして不評の一途を辿る事となった。そりゃそうだろ、何だこれ?ロックとは無縁の風景とファッションと笑顔、3人が3人ともそういう方向性に疑問を抱かずに走ったという所が不思議。ただ、この後の商業ロック路線が市場に溢れていくことを思えば、人よりも早くそっちに進んだってトコか。
さて、音楽作品として聴いてみればどうかとなるが、そりゃもちろん悪くないです。普通にチャートに登ってラジオとかでバンド名など知らずに聴いたり、普通のリスナーが聴いてみればこの時代だったら面白い、とかカッコ良いって思えるのもあるし、ロックファンだとしてもバンド名知らなかったら、まぁ、ありかもな、くらいには思えると思う。ただEL&Pがコレやるってのは何でだ?ってのが大きいんだろうなぁ、と聴いてて思う。ここからEL&Pに入った人はプログレ時代はダメだろうし、単なるポップ作品の一枚になるのかな。そういう人もあまりいない気もするが…。

70年代ロックってのはものすごいスピードで進化し続けていったこともあってか、バンド側の疲弊や環境の変化なども含めて今よりも早い変革を求められていたのかもしれない。だからバンド側もどんどんと突き詰めていく姿勢をエネルギッシュに打ち出し、アルバムをリリースしてライブをこなし、人生を使い果たしながら生きていったという見方もできる。それが故にどんどんと音楽性も変化させていかないと、という面もあったり実験したくてグチャグチャになっていってしまった、みたいなのもある。そういうのが80年代になるとガラリと変わっていくのは音楽ビジネスがきちんと整備されてきたからだろうか。
1978年リリースのプログレ界一番の世紀の駄作と称されることの多いEL&Pの「Love Beach」。どのバンドよりも早く80年代へ向けての脱皮脱却70年代からの離脱を試みたアルバムという意味では流石プログレッシブな指向性とも言えるのだが、出てきた音がコレではさすがに時代はついてこれなかっただろうと。EL&Pってどんなバンドだっけ?ってなことを思い出させることがないくらいにキャッチーでポップ側に振ってしまったアルバムはジャケットからして不評の一途を辿る事となった。そりゃそうだろ、何だこれ?ロックとは無縁の風景とファッションと笑顔、3人が3人ともそういう方向性に疑問を抱かずに走ったという所が不思議。ただ、この後の商業ロック路線が市場に溢れていくことを思えば、人よりも早くそっちに進んだってトコか。
さて、音楽作品として聴いてみればどうかとなるが、そりゃもちろん悪くないです。普通にチャートに登ってラジオとかでバンド名など知らずに聴いたり、普通のリスナーが聴いてみればこの時代だったら面白い、とかカッコ良いって思えるのもあるし、ロックファンだとしてもバンド名知らなかったら、まぁ、ありかもな、くらいには思えると思う。ただEL&Pがコレやるってのは何でだ?ってのが大きいんだろうなぁ、と聴いてて思う。ここからEL&Pに入った人はプログレ時代はダメだろうし、単なるポップ作品の一枚になるのかな。そういう人もあまりいない気もするが…。