Guns'n Roses - Live In Japan 1988



短命ながらも一世を風靡したバンド、そして日本公演まで行ったバンドというのはなか見当たらないが、ガンズ&ローゼスはその中でも珍しい部類に入るのだろう。もちろんオリジナルメンバーでの来日という意味でだが。1988年だったと思うが、日本公演が行われたのだ。全く行く気もなかったが知人から行けなくなったから行ってこれば、と言われて半額くらいでチケットをもらってNHKホールまで行ったんだよな。丁度シングル「Sweet Child O'Mine」が売れまくってた時期だったので、まぁ、全盛期だよ、多分。周りもそういうかぶれた連中多かったし。
で、まぁ、行ったワケだが、結論から言うとライブはもちろんアルバム一枚しか出てないから一時間で終わってしまって、しかもシングルヒット曲「Sweet Child O'Mine」はやらないし、アンコールは出てこないしで、こないだのマイケル・シェンカーほどじゃないけどなんとまぁ観客をバカにしたライブだった。その短いライブも何かエラく不調っぽいっつうか機嫌悪そうっつうか、不良バンドだからそんなもんだろうと思ってたら、その日だけだったみたいだね、そういうのって。当時そんな風に見ていたから逆に「やるなぁ、こいつら。常識をぶっ飛ばして予定調和なしか、さすがだ」って思ってさっさと会場を後にしてて、後で聞いたら半分暴動が起きたんだってさ。NHKホールのガラスが割られたとか何とか。なかなかそれも気合い入ってて良いな、とは思った。まぁ、今の若い連中が伝説のガンズの初来日公演について訊きたければそんな感じだよって話せるんだが…。自分としては逆にZep見た人とかに色々訊きたい~って思うから、そういうのあるるし、この辺のバンドだとそうはないのかな。ま、いいや。
面白かったよ。一時間経って引っ込んでそのまま照明点いて、それでもみんなアンコールの拍手とかけ声してて、そしたらステージセット解体され始めて、いよいよ出て行け~って感じになってたもん。バンドはさすがにかっこ良かった。スラッシュがひっきりなしにタバコ吸いながらギター弾いててさ、あ~、俺も吸いて~って思った記憶がある。あとはなぁ、ま、イジーもそれなりのかっこ良さはあったが、やっぱインパクト弱かった。不機嫌だろうが何だろうがやっぱりアクセル・ローズは凄い。あそこまでハジけれる人だからボーカルなんだろうし、だからこそ今でもガンズを一人でやってるんだな。ある意味デビカバと同じやり方でガンズをソロプロジェクトにしちゃってるワケだし。
結局アルバム一枚しか聴いてないけど、インパクトあるバンドだった。
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