The Temperance Movement - White Bear

0 Comments
The Temperance Movement - White Bear (2016)
white bear

 若手の連中が好んでブルースロックをやる構図ってのはオールドタイムなリスナーからしたら嬉しくなきゃいけない。オリジナリティのあるスタイルはもちろん過去のバンド達が実践してきていたワケだから、そんなのを何回も聴いてしまっているからと言って新しいのを否定する必要もない。聴かないってのはありだけどね。んでも、聴いてみると、それなりに和ませてくれるし、期待もさせてくれるし、応援したくなるのが人情ってもんだ。言葉違えど、こいつらも好きで聴きまくったんだろうなぁ、ってのが分かるしさ、自分達もそうだったし、そんなロックの魔力に惹かれたんだもんな、ってね。ギターも弾いてるワケだし。

 The Temperance Movementってこれもまた英国のバンドがあって、既に二枚目の作品「White Bear」を2016年にリリースしているんで多少は知られているか…、ウチでも1枚目は書いてるけど、なかなか骨太なブルースロックバンドで楽しんで聴いていた記憶がある。この2枚目でも基本路線は相変わらずのブルースベースのロック、そこにもうちょっと様々なエッセンスが加わっているけど、全然、そういうもんだよ、って程度でしかないからバンドの本質は全然変わらない。即ちロックバンドそのままだ。ギターが中心で歌があって、ソロが響いて盛り上がっていく、それだけで良いんだよ。そんな感じの曲が詰め込まれてて、快活に聴ける。

 日本でほとんど取り上げられてることが無さそうなのが残念だけど、こういうバンドの需要って日本にはないのかな。いっぱい同じようなことしてるバンドもあるし、ブルースロックって根強く売れてると思うけど。まぁ、逆に言えば新しいところはどこにあるんだ?って聴きたくなる部分はあるかもね。でも、今回の作品「White Bear」は単なるブルースロックからは抜け出ている部分大きいから、やっぱり新しいバンドだし勢いもあるから楽しめます。あと数枚の間にどうなっていくかが決まっていくんじゃないかな。それもまた楽しみだけど、あんまりアーティスティックにはなってほしくないかな。





関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply