Megadeth - Rust in Peace

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Megadeth - Rust in Peace (1990)
ラスト・イン・ピース

 ロックの発展系ってのを考えてみたこともないけど、常に深化変化して発展してきた50年間だったワケで、これからだって発展していくだろう。今あるロックの世界を見渡して、今後の将来像を考えた時にこういう系統のものが発展していくんだろうな、みたいな予兆があるバンドってのもあるのかもしれない。自分的にはそういうのは全然分からないけど、多分あるハズ。それはもう常にシーンにそういうのがあったんだからさ。そんな中のひとつだったんであろうバンドのひとつが多分Megadeth。

 1990年リリースのMegadeth最高傑作と謳われている「Rust in Peace」。自分的にはメガデスって名前は当時から知ってたけど、ほぼ通ることなかったバンドなのでじっくり聴いたのはそう古い話でもない…、って今2017年?ん〜、そっか(笑)。「知的なメタル」とか「スラッシュ四天王」という肩書があったことで、そうそう簡単に音が聴ける時代じゃなかったのもあって後回し感強くて結局そのままだったからさ。今にして思うと、「スラッシュメタル」ってのは自分の解釈だと速くてドカドカしててうるさいメタル、という概念しかなくて、まさかこういう変拍子や構築美をメタルベースの音でやっている、っていうのをスラッシュメタルと呼んでいたとは思わなかった。同じ部類に入れて語るなよ、って思うけど時代的にはしょうがないだろう。

 さて、マーティ・フリードマンが加入しての最初の「Rust in Peace」、冒頭の曲からしてかなりびっくりしたアルバムで、変拍子に複雑に構築された世界、静と動の巧みな使い方、メロディアスでインパクトのあるギターソロにリフ、こういう音に出会った人は、どうメガデスを表現していいか分からなかっただろう。以降こういうバンドは雨後の筍のように出てくるワケだから、明らかにパイオニア。それでいて聴きやすさを伴う完成度の高さ、幅広く受け入れられる土壌を持ったバンドだけど、ちょっと入り口が入りにくかったのがスラッシュメタルという称号か。ドリムシと同列に語られれば違った面もあっただろうが…。

 しかし、この音、Doomを筆頭に日本のインディーズシーンで繰り広げられた音世界に端を発していたのだろうか、とも思える類似性。当然世界としちゃメガデスになるだろうけど、何か聴いたことのあるような感覚と質感だなぁ…と思ってた。そんな風に思うのは偏屈な人間だからだろうかね。明らかに名盤の域にあるアルバムだけど、自分的には最後までそのテンションが持たないのは、やっぱり得意じゃない世界なのか、聞き込みが足りないのか…。





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フレ
Posted byフレ

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デューク中島  
腹減った18歳

「ハンガー18」って曲名を見て 最初そう思ったって 若いロック好きが 当時おりました(笑)。私にとっての マーティー在籍時の最高傑作は 次の「破滅へのカウントダウン」ですね。ほぼ 捨て曲無しの名盤だと思います。前にも書きましたっけ? ステージを見て意外だったのが デイブ ムステインも 結構リード弾くんです。マーティーとムステイン、ほぼ半々の割合って感じでしたよ。

2017/02/08 (Wed) 22:25 | EDIT | REPLY |   
スラッシュ四天王  

…の一角とされているメガデスですが、初めのうちはメタリカやスレイヤーに比べてアグレッシヴな部分が少なく、インテレクチュアルと称される部分がどこか鼻についてあまり馴染めなかったものです。
そして3rdでそれは一層強く感じられました。
しかしそんな偏見を吹飛ばすように、この4thではスラッシュメタルではなく最高水準のパワーメタルを聴かせてくれました。
とにかくマーティのメロディアスなGと、無機質な大佐のVoがせめぎあいながら作り出す美しい曲の数々には本当に心服します。
5thではそのコンビネーションが妙に冷たく機械的な方向に流れて、また自分の嗜好とは離れてしまいましたが、とにかく「Rust In Peace」という作品が、自分にとって理想のHMであるのは今も変わりません。

2017/02/09 (Thu) 20:13 | EDIT | REPLY |   
フレ  
メガデス

>デューク中島さん
元々がメタリカのギタリストですからそりゃ結構弾くんだろうなぁと…。

>スラッシュ四天王さん
おバカ加減こそスラッシュ、みたいなのあった中で、知性を感じさせる音を初期から出していたのは素晴らしい姿勢だったと、今でこそ思えるものです。

2017/02/12 (Sun) 20:59 | EDIT | REPLY |   

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