Lucinda Williams - Car Wheels on a Gravel Road

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Lucinda Williams - Car Wheels on a Gravel Road (1998)
Car Wheels on a Gravel Road

 名前だけは何度か聞いたことがあるかなぁ…って人が出てくると、昔だと買うワケじゃないから聴かないままで過ごしていたのが、今の時代だと適当に聴けたりしちゃうから良くない…良くないってか好奇心で聴いてしまうから、良くも悪くも判ってしまって、ラッキーなのもあれば、聴かなくても良かったな、ってのもある。そういう自分での発掘が楽しい部分はあるので、それ自体はありがたい環境ではあるか。今回もルシンダ・ウィリアムスって人、カントリー系ってことで名前を聞いてたけど実際聞いたのは初めてで楽しみでもあった人。

 Lucinda Williamsの1998年グラミー賞受賞アルバム「Car Wheels on a Gravel Road」。どっからどう見てもアメリカ〜な印象しかしてこないのもまたアレだけど、聴いてみると正にそのままアメリカのカントリーな作風が並ぶ。流して聴いてて心地良いのは確かで、土着的なサウンドだよなぁ。こういうのって誰でもやってそうだから、そこで名前を知られるまでになるって相当色々あるんだろうよ、と思って来歴見てたら60年代から活動していたという現在では既にお婆ちゃんなワケで、それも驚いたけど、それでも出来ちゃう音楽ってのも素晴らしい。大陸的な雰囲気にアメリカの、そうだなぁ、ペダルスティールとかそういうのもあったりギターソロ的なのにしても懐かしさすら覚える感覚のギターとかメロディにしてもこうなるんだろうなぁという感じで、ノスタルジックというか、ホントに心地良く馴染む歌。こりゃアメリカで好かれるハズだわ。

 ギター的にもこういうフレーズとか音色とか味わいとかってのはアメリカ的で面白いなぁと。チープな音だけどさ、気取って無くてそのまま、アメリカ人って皆大抵こういう風になっていくんだろうな、って思うサウンド。クリッシー・ハインドなんかも結局こういう風になっているワケだし、老化すると皆同じになるってのは音楽的な所もそうなのかもね。いやはや随分レトロに楽しんだ一枚でした。



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フレ
Posted byフレ

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