Bert Jansch - Avocet

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Bert Jansch - Avocet (1980)
Avocet

 昔は全くもって謎のギタリスト達で、ジミー・ペイジが好きなギタリスト達なんてのに名前が出てても聴くことすらなく、レコード屋でどこ探したら見つかるかも分からず、結局まるで見かけることの無かったトラッドフォークの偉人たちのアルバム、今でこそCDやら何やらと簡単に手に入るけど、それはもう全然見ることなかったもん。中古レコ屋でもほとんど見なかったし、どういうコーナーに置いてあったのやら…、そもそもそんなに枚数出てなかっただろうから見なかったのかもしれないけどね。

 Bert Janschの1980年リリース作品「Avocet」、全曲インストモノと聞いて、これは期待できると思って聞いたアルバムのひとつ。もっともバート・ヤンシュの場合は歌心もひとつのパフォーマンスだったんで歌がないってのはどうかってのはあるけど、ギターだけで聞かせてくれるのも面白いだろうという期待感はあった。お馴染みの仲間たちのサポートは入っているからギターだけのアルバムじゃなくて、バンド形式でのインストアルバムってトコだけど、1980年にこの音で出すってのはなかなかレトロな作風で時代を超越しているとしか言えない(笑)。それでもこの時代になって聴き直してみれば、それはそれは見事なまでの大英帝国のトラッド、フォーク的な作品で田園風景そのままをイメージできる作品で、美しい情景が目の前に広がることだろう。タイトルは全て野鳥の名前で、イメージもそのまま自然な風景に溶け込むような音楽世界。

 ギターを弾きまくるってのがさほどないので、バンドアンサンブルと音楽世界そのものを追求している作品のためか、取り立ててバート・ヤンシュが際立つようなこともない点がちょいと物足りないけど、インストアルバムとして聴けばそりゃそうだ、こんだけバランス良く出来上がっている音楽をどこかに寄せて崩すこともなかろう、というのは分かる。ジョン・レンボーンのとはまた方向の違うインストアルバムで両雄の個性が現れ出ている作風が面白い。こういうのをじっくりと聴けるような時が来るとはな…、大人になったものです(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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