Blackmore’s Night - All Our Yesterdays
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Blackmore’s Night - All Our Yesterdays (2015)

リッチーと言えば今はもうBlackmore’s Nightを組んでから20年の月日が流れているワケで、当然一番長いプロジェクト継続期間で、アルバムも10枚くらいリリース、20年って相当なモンだよなぁ…。最初期からしたらかなり多岐に渡るジャンルを展開していて、その中でもエレキを復活させたりしていて割と独自の世界観も入れ込んだりしているところはもっと注目されても良いかと思うのだが、どうしたってレインボウとの比較などになってしまって、20年やってきた事の深化についてはあまり語られることが無いようだ。分かるけど、もうリッチーって言えばBlackmore’s Nightだろ、って人もいい大人になってるんだからそういう風潮やまとめがあっても良い気がするけどね、実際そうはなってないのはなぜだろうか。
Blackmore’s Nightの2015年作品「All Our Yesterdays」。もはやルネッサンスや古楽の再現という次元を超越した唯我独尊の音世界、入りはそれまで通りの感触でシングルPVにもなっているので随分と取っ付きやすく、相変わらずだなぁ〜なんてほのぼのと見ていられる美しき世界だけど、以降なかなか変貌していく様が聴けて深みを味わえる。ストラトの歪んだ音との融合作品だったり、何ともプログレッシブな音世界と古楽の融合からこれもまたストラトでクラシカルなフレーズを弾きまくり、昔やってた風味のリッチー節のギターソロがメロディアスに聴けたりね、こういうの聴かないのは勿体無いんじゃないかな、凄くリッチーらしいソロでギターだけじゃなくて音楽をきちんと聴かせてくれるもんね。
随分とロックに戻ってきている、と言うかロックをきちんと消化しているからこその音作りが古楽やケルティック、ルネッサンス音楽と上手く融合しててバリエーション豊かに楽しませてくれる。個人的な聞き所はあの「Moonlight Shadow」のカバーで、どういう風に料理してくるのかと思いきや、まさかまさかこんなアレンジで取り組むとは一体どういう了見?と疑ってしまった(笑)。これこそ古楽ルネッサンスでトラッド的にやるかと思ったんだけどなぁ…、こんなに現代的なビートサウンドとポップなアレンジとは…、面食らった、っつうのが正しいか。
そんな風に既に古楽器だけで創り上げるような世界は目指していないし、エレキでの歪んだギターも普通に入っていて、ドラムやらも普通にある。だから以前のような印象のある方はちょいと認識を改めた方が良いかもしれない。ただし、それはキャンディス・ナイトの歌声をクローズアップするために作られているかのような作風が多いので、決してリッチーのプレイがハードになっているワケではないのはしょうがないことだろう。もちろん編み出されるプレイはさすがだ…ってのは当然だが。

リッチーと言えば今はもうBlackmore’s Nightを組んでから20年の月日が流れているワケで、当然一番長いプロジェクト継続期間で、アルバムも10枚くらいリリース、20年って相当なモンだよなぁ…。最初期からしたらかなり多岐に渡るジャンルを展開していて、その中でもエレキを復活させたりしていて割と独自の世界観も入れ込んだりしているところはもっと注目されても良いかと思うのだが、どうしたってレインボウとの比較などになってしまって、20年やってきた事の深化についてはあまり語られることが無いようだ。分かるけど、もうリッチーって言えばBlackmore’s Nightだろ、って人もいい大人になってるんだからそういう風潮やまとめがあっても良い気がするけどね、実際そうはなってないのはなぜだろうか。
Blackmore’s Nightの2015年作品「All Our Yesterdays」。もはやルネッサンスや古楽の再現という次元を超越した唯我独尊の音世界、入りはそれまで通りの感触でシングルPVにもなっているので随分と取っ付きやすく、相変わらずだなぁ〜なんてほのぼのと見ていられる美しき世界だけど、以降なかなか変貌していく様が聴けて深みを味わえる。ストラトの歪んだ音との融合作品だったり、何ともプログレッシブな音世界と古楽の融合からこれもまたストラトでクラシカルなフレーズを弾きまくり、昔やってた風味のリッチー節のギターソロがメロディアスに聴けたりね、こういうの聴かないのは勿体無いんじゃないかな、凄くリッチーらしいソロでギターだけじゃなくて音楽をきちんと聴かせてくれるもんね。
随分とロックに戻ってきている、と言うかロックをきちんと消化しているからこその音作りが古楽やケルティック、ルネッサンス音楽と上手く融合しててバリエーション豊かに楽しませてくれる。個人的な聞き所はあの「Moonlight Shadow」のカバーで、どういう風に料理してくるのかと思いきや、まさかまさかこんなアレンジで取り組むとは一体どういう了見?と疑ってしまった(笑)。これこそ古楽ルネッサンスでトラッド的にやるかと思ったんだけどなぁ…、こんなに現代的なビートサウンドとポップなアレンジとは…、面食らった、っつうのが正しいか。
そんな風に既に古楽器だけで創り上げるような世界は目指していないし、エレキでの歪んだギターも普通に入っていて、ドラムやらも普通にある。だから以前のような印象のある方はちょいと認識を改めた方が良いかもしれない。ただし、それはキャンディス・ナイトの歌声をクローズアップするために作られているかのような作風が多いので、決してリッチーのプレイがハードになっているワケではないのはしょうがないことだろう。もちろん編み出されるプレイはさすがだ…ってのは当然だが。
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