Deep Purple - Now What?!

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Deep Purple - Now What?! (2013)
Now What?!

 少年少女達が夢見ていたロックバンド、その夢を壊しながら今でも現役でやってます、みたいな方が良いのかなぁ…、そもそも夢見てた世代が大人になっているんだから夢じゃなくて一緒に現実に向き合ってくれよ、みたいな趣向で捉えれば素直にバンド名だけで聴けるモノかもしれないか。ロックって夢見せる世界なんじゃないのか?って夢は置いておけばそりゃそういうのも納得なんだけどね。今更何思ったって現実が付いて回るのは当たり前、そう割り切ってリスナーやってくしかないか。

 メンバーチェンジの挙句、今でも現役活動中なDeep Purple、主役のリッチーが不在になってからはともかく、創設者のジョン・ロードが他界してもビジネスは続く、故にスティーブ・モーズはともかく、ドン・エイリーを引き込んでの2013年の作品「Now What?!」なんてのを聴いてみた。もうすぐ新作「Infinite」ってのも出るらしいし、来日公演のライブ盤「To the Rising Sun - In Tokyo」ってのもあるから現在のDeep Purpleってのは色々と確認できるようだけど、まるで触れてなかったからこの「Now What?! 」で初めてモーズ時代のパープルに遭遇したことになる。

 そりゃさ、こんだけのビッグネームとメンツだからアルバムになったらよほど変な事しなきゃかなりのクォリティの作品になるのは当たり前で、この「Now What?! 」も聴いてみたら相当に作り込まれていて、見事なアルバムだったんだ、ってことに軽く驚いた。そりゃ昔のパープルみたいな曲はないけどね、こういう大人のハードロックに進化していったんだな、と捉える事が出来る方向に進んでるしさ。ただ、難しいな、って思ったのはDeep Purpleってどんなバンド?ってのが言えない。往年の方々がやっているようなちょいとハードなロック路線で、別にイアン・ギランじゃなくても良いし、現にオジーが歌った方が面白いだろ、って思えちゃうのがあったりするし、どこかの誰かを想像できちゃうような曲調ばかりで、さすがパープル、ってのが分からん。じっくり聴いてりゃ分かるのかもしれないけど、音楽的にこうしたいとか何がしたいってのは見えないなぁ…、仕事臭がしちゃうから夢も何もないし、そりゃもう子供じゃないんだから現実的に考えてくれよ、って答えなんだろう。

 書いてて寂しくなってきた(笑)。本能的にこのヘンに手を付けなかったのはそういう答えをどこかで知っていたからか、触れたくなかった事なんだろう。いつまでもロックは夢を見せて欲しい、なんて青いこと思ってるウチはダメだね。とすると新しいことに挑戦してそれを続けていってるリッチーの方が明らかに健全なロックだとも思う。レインボウの再結成だって、メンツに拘らなかったのは判ってるからなのかも。うん、変な視点でロックを見つめ直してしまった…。



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フレ
Posted byフレ

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