Frumpy - All Will Be Changed

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Frumpy - All Will Be Changed (1970)
All Will Be Changed

 70年代のロックを漁る時は、メジャーなのは良いけど、マイナーなのは全部含めてマイナー扱いだからその中でのハードロックやプログレやフォーク、ジャズ系と色々ある。明確に分けられないのもあって、どっち系統の音かってのが分かりにくくて一括りにされてる事が当たり前で、だから、ハードロック系統だけを知っていきたいっても、そこにはぶつかってみないとそれが自分の求めてるハードロックなのかどうか分からないっていう挑戦がある。結果的にはどれ聴いてても面白さが共通になるので、そこに拘らなくなるし、だからこそその辺って細かいカテゴライズにならないんだろう。面白いな、それこそ音楽だな、って思う部分。

 ドイツのFrumpyが1970年にリリースしたファーストアルバム「All Will Be Changed」。天下のInga Rumpfという強烈な女性ボーカリストを配したバンドで、冒頭からアメリカ受けしそうなディープな曲で聴く人の心を捉えつつ、そこから繰り広げられる楽曲郡は完全にプログレッシブロックな世界。特にオルガンやピアノなど鍵盤が強烈で、メンバー見てみればギターいないんだからそりゃオルガン中心に頑張らないとロックにならないもんな、的なバンドの音です。もちろんその隙間を埋めるってことはベースもランニングで動き回らないといけないし、ドラムだってビートだけの担当のはずもなく、ガシガシと叩きまくって音を埋めている。その間をInga Rumpfの図太くも通った歌声が突き抜けていくんだからバンドのアンサンブルとしては走る演奏と弾きまくる歌という構図が出来上がり、強烈な個性を放っている。

 冷静に聴けば演奏は3ピースでEL&Pと同じ構成。それでいてこういう音世界ってのはなかなか頑張ってるよなぁと。EL&Pとほぼ同時期にドイツから出てきてるワケで、ギターレスでのロックって発想か、それとも見つからなかったからそのままギターなしでいいんじゃね?ってことなのか、音楽聴いている限りはギター入ってたらもっと面白いこと出来てたアルバムだよな、って思うし。それが多分次のアルバム「Frumpy 2」に反映されてるだろうけど、このファースト「All Will Be Changed」はそれはそれでプログレッシブなアプローチが楽しめる。もちろん秀逸なアルバムだからこそこんだけ楽しめる作品なんです。

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フレ
Posted byフレ

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