Gryphon - Treason
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Gryphon - Treason (1977)

酉年のジャケットを探している時にふと思い出した作品ってのも幾つもあって、ジャケットは思い出すんだけど、どのバンドのアルバムだっけな…とか、頭の中だけでイメージされてて、バンド名が出てこなかったりとか、タイトル忘れてたりして探し出すのに時間かかったりしてたのもあったし、なかなか普段考えない項目でアルバムを探すのは大変です。鳥の絵が使われてるジャケット、なんて探し方したこと無いでしょ?これが案外たくさんあるんだけど、インパクトとしてはさほど多くなかったかな。
Gryphonの1977年リリース5枚目にしてラストアルバムとなった「Treason」。元々が古楽とロックの融合ってことでリチャード・ハーヴェイがその才能を余すこと無く活用していたバンドだったんだけど、アルバムごとにポップ…と言うか普通なプログレのバンドへと接近してきて、挙句はかなり良質な聴きやすいサウンドへと進化してしまったが故にコアなリスナーからは嘆かれる始末、時を経て聴いてみればそれは良質な音楽的変化と進化であって、決して悪い方向でもなかったように思えるが、あそこまで綺羅びやかで繊細なサウンドを作り出していた事を思うと、普遍化へのアプローチは残念感が漂うのはしょうがないか。
…と言えども、そのアンサンブルは他では真似出来ないレベルにあることは間違いなく、本作「Treason」ではそれはイエスと同じような作風に仕上がってしまったことで分かるように、完璧にシンフォニック且つ構築美を追求していく性であるが故に、こうなってしまったと言ったところか。決して悪くない。悪くないが、Gryphonである必要性もこれまた薄い、か。やってることは凄いんだけどなぁ…、ってな作品。

酉年のジャケットを探している時にふと思い出した作品ってのも幾つもあって、ジャケットは思い出すんだけど、どのバンドのアルバムだっけな…とか、頭の中だけでイメージされてて、バンド名が出てこなかったりとか、タイトル忘れてたりして探し出すのに時間かかったりしてたのもあったし、なかなか普段考えない項目でアルバムを探すのは大変です。鳥の絵が使われてるジャケット、なんて探し方したこと無いでしょ?これが案外たくさんあるんだけど、インパクトとしてはさほど多くなかったかな。
Gryphonの1977年リリース5枚目にしてラストアルバムとなった「Treason」。元々が古楽とロックの融合ってことでリチャード・ハーヴェイがその才能を余すこと無く活用していたバンドだったんだけど、アルバムごとにポップ…と言うか普通なプログレのバンドへと接近してきて、挙句はかなり良質な聴きやすいサウンドへと進化してしまったが故にコアなリスナーからは嘆かれる始末、時を経て聴いてみればそれは良質な音楽的変化と進化であって、決して悪い方向でもなかったように思えるが、あそこまで綺羅びやかで繊細なサウンドを作り出していた事を思うと、普遍化へのアプローチは残念感が漂うのはしょうがないか。
…と言えども、そのアンサンブルは他では真似出来ないレベルにあることは間違いなく、本作「Treason」ではそれはイエスと同じような作風に仕上がってしまったことで分かるように、完璧にシンフォニック且つ構築美を追求していく性であるが故に、こうなってしまったと言ったところか。決して悪くない。悪くないが、Gryphonである必要性もこれまた薄い、か。やってることは凄いんだけどなぁ…、ってな作品。
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