Dokken - Tooth And Nail
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ラットのウォーレンと仲の良かったギタリストに今でもまぁ有名なのかな…、ジョージ・リンチという派手好きなギタリストがいてね、もちろんギタリストだからソロで出てくるワケじゃないが、売れるためにはって事もあって元々相性の悪いボーカリストであるドン・ドッケンと組んでシーンに出てきた。そのバンド名もドッケンっつう事で、よく調べてないけどメンバーをかき集めていたトコロへの参加だったんだろう。最初は何でも良いんでシーンに出てこないと意味がないって事はどの世界でも一緒で、結局実力のある人は残るって事だ。
で、狙い通り売れた。実力もあるバンドで下手ではなかったので良かったし、曲も単なるアメリカンハードロックって感じではなく、ちょっと英国の味が入ったような暗さを持っていたのもある。メロディーも結構作り込まれていたので鳴り物入りで登場してきたかな、と。アルバムでは丁度セカンドの「Tooth and Nail」がリリースされた辺りが全盛期なんじゃない?久々にアルバム見てたら曲目見ただけで曲が浮かんだもんな。
邪道的に書いていくと…名バラード曲「Alone Again」が良い。これはもう歌の勝利だしギターソロもぴったりとハマってて、後半の盛り上がりもツボを得ていたのでアメリカで売れてもおかしくない出来映え。この頃はまだボン・ジョヴィだって「Only Lonely」の頃だから、曲だけ聴いていたらどっちがああなってもおかしくなかったが、ルックスの差だろうかね。それはともかく良い曲だった。で、タイトル曲も結構スピーディでシャープだったし、「Into The Fire」なんてのも良かった。そんな感じで思い出す曲は多いけど、冷静に聴くと当時としてはかなり異質なバンドだったんじゃない?派手好きなジョージ・リンチも、単にギターのペイントがトラ模様だからだったかもしれない。この人もウォーレンと同じく凄く力の入った特徴的なギターの弾き方で、運指も速く正確で…、でも単なる速弾きはしてなかった気がするし、エッジの立ったサウンドだった。
三枚目の「Under Lock and Key」の頃はあまり聴いてなかったのでよく知らないが、結構売れてた気がする。この頃もうメンバーの仲が悪いとかそういう噂が出て来てて、ちょっと夢が壊されてたってのも聴かなかった要因のひとつかな。この辺からは人気上がってきて来日公演も果たしているハズだけどね。
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