Alexis Cole - You'd Be So Nice To Come Home To

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Alexis Cole - You'd Be So Nice To Come Home To (2011)
ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ

 最近はジャズ歌ものを選ぶのに悩むことなくアルバムジャケットで選んでいる。元々中身はさほど違いを理解できていないので、聴いていて心地良いかどうか、みたいな所だけなのでそうそう合わないというモノもないし、普通に聴ける範囲が多いのが当たり前なので割と気分のときには無差別に漁って聴いている事が多い。その中でとっても好みだ、っていうのに当たることもあって、それは嬉しいよね。ジャケット買いなのに自分好みでピッタンコ、ってのはさ、ホント、そうそう多くないからね。

 Alexis Coleという女性ジャズボーカルの2011年の作品「 You’d Be So Nice To Come Home To」。この人、そう言えばなかなかいつもセクシーなジャケットで心ソソられる作品が多いんだけど、そっちの話はともかく、この「 You’d Be So Nice To Come Home To」では(自分は知らないけど)One For Allという著名なスウィングジャズバンドと一緒にやってるということで、ふたつの大型アーティストが合体した作品との事で話題になったらしい。それは結果論としてのお話でしか思えてないけど、普通に聴いてとっても素晴らしい作品。自分の好みど真ん中の音が出てきているからなんだけど、こんなに自分はこの手の音が好きだったのか、と思ったくらいだ。アレクシス・コールのちょいと舌足らず的な歌声に加えてバックのこのスウィング感、正にジャズ、と言った感じのバンドの音がね良いわ。それでいて現代的。日本のEgo Wrappin’聴いているかのような感覚にもなる雰囲気があるから、純粋にスウィングジャズボーカルアルバムとも言い切れないのかもね。何が違うのかがよくわからん。スタンダードな歌ものなんだが…。

 んで、ジャケットがさ、ヨーロッパの黒電話とかだったらもっと雰囲気出たのかもしれないけど、プッシュ式の公衆電話ってんでもこんだけ雰囲気出ているのは見事。何気ない一コマなのにこうして切り取ると芸術的なショットに見えるんだから面白い。写真好きな人はこういうテクニック知ってるんだろうけど、やっぱりアイディアありき、もあるだろうし目にしたシーンを絵にするというセンスなのかもしれない。何というか、こういうのいいな、って思う欲望なんだが、素敵です。それでいて中身の歌も音も素敵でごきげんなスウィングを満喫した時間でした。多分キライな人いないでしょ、こういうの。





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フレ
Posted byフレ

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ヘレンメリルの十八番ですな

ロックファンには、ウォッカコリンズのアランメリルのお母さんとしても 有名だったですね。ヘレンメリルがトランペットのクリフォードブラウンをバックにして歌った盤は 誰でも持ってるジャズボーカルの ベストセラーで、その盤での ス・ワンダフルと並ぶ 人気曲でした。イントロから 歌に入る所の 気だるいようなメロディラインが たまりません。昔、セイコードルチェかなんかのCMで 使われたかな? 名曲です。

2016/12/27 (Tue) 20:26 | EDIT | REPLY |   
フレ  
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ピンポーン♪
思い出してヘレン・メリルも聴いてました(笑)。

2016/12/31 (Sat) 08:51 | EDIT | REPLY |   

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