The Pretenders - Alone
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The Pretenders - Alone (2016)

世界が高齢化してきているのは間違いないだろう。テレビを見たって映画を見たって30年前から変わらない面々が出て同じことしてる。音楽の世界だってそうだ、今でも古くからのネームバリューを持つミュージシャンの作品が売れるし雑誌の表紙にもなるし、ライブでも大会場はそんなのばっかりだ。確実に高齢化社会から超高齢化に進んでいる事が目に見える。だからどうだ、ってのもあるけど、改めてそれを感じつつも凄いな、さすがだな、ってのもあってさ、まぁ、時間が止まっている中に生きているという感覚は安心感をもたらすからそれはそれで精神安定上は良いが、発展無き世界は衰退のみでもある…、難しいですな。
こないだリリースされてたのを知らなかったんだけど、聴いてみたら何かやっぱり良いなぁ、クリッシー姉さん、いや婆さん、になっているんだろうけど、相変わらずのThe Pretenders名義でリリースされたアルバム「Alone」、クリッシー姉さん65歳ですか…、声に衰えは感じるけど、歌い方もトーンも変わらない相変わらずのシニカルなセンスと歌唱だし、全然これまでのプリテンダーズの歴史からしたら並んでておかしくない作品に仕上がっている、だからこそのThe Pretenders名義だったんだろうな。そりゃエネルギッシュなビートの効いたロックなんてのは無いけどさ、音楽的に広がりを見せつつもしっかりとブレない自信のスタイルがきっちりと歌われているのでどうやったって、バックのアレンジがどう変わろうともそのままだ。そこが彼女の強さだしプリテンダーズというバンドのスタンスでもあろうよ。何だかんだと紆余曲折ありつつも結局今でもあるワケで、40年バンドがあるってのは凄いことだ。
これがさ…、普通に聴いてて良い作品に聞こえるんだから質悪い。ノスタルジックだったり、作品作りのプロ的に良く出来てるって話なら分かるんだけど、何も知らずに聴いても響く作品なんだもん。何だろうね、この響き具合は。自分は全然知らないけどThe Black Keysのなんとかって人を引っ張ってきてのプロデュース作品との事で、それがどんだけの事か理解してないからその影響なのかどうかもわからないが、多分そういう影響による作品の深さとか味わいとかが出てきてるのかな。もっと本質的なクリッシーの部分が出ているからと思うんだけど、それを活かしているプロデュースの力もあるんだろう。いずれにせよオールドファンには嬉しいくらいの作品だし、新しいリスナーにはその何とかってバンドのネームバリューでこういう味わいのある作品と素敵な人に出会えたんであれば良いな。何かね、泣けるんだよ、このアルバム…。何でアローンなんだよ、って。

世界が高齢化してきているのは間違いないだろう。テレビを見たって映画を見たって30年前から変わらない面々が出て同じことしてる。音楽の世界だってそうだ、今でも古くからのネームバリューを持つミュージシャンの作品が売れるし雑誌の表紙にもなるし、ライブでも大会場はそんなのばっかりだ。確実に高齢化社会から超高齢化に進んでいる事が目に見える。だからどうだ、ってのもあるけど、改めてそれを感じつつも凄いな、さすがだな、ってのもあってさ、まぁ、時間が止まっている中に生きているという感覚は安心感をもたらすからそれはそれで精神安定上は良いが、発展無き世界は衰退のみでもある…、難しいですな。
こないだリリースされてたのを知らなかったんだけど、聴いてみたら何かやっぱり良いなぁ、クリッシー姉さん、いや婆さん、になっているんだろうけど、相変わらずのThe Pretenders名義でリリースされたアルバム「Alone」、クリッシー姉さん65歳ですか…、声に衰えは感じるけど、歌い方もトーンも変わらない相変わらずのシニカルなセンスと歌唱だし、全然これまでのプリテンダーズの歴史からしたら並んでておかしくない作品に仕上がっている、だからこそのThe Pretenders名義だったんだろうな。そりゃエネルギッシュなビートの効いたロックなんてのは無いけどさ、音楽的に広がりを見せつつもしっかりとブレない自信のスタイルがきっちりと歌われているのでどうやったって、バックのアレンジがどう変わろうともそのままだ。そこが彼女の強さだしプリテンダーズというバンドのスタンスでもあろうよ。何だかんだと紆余曲折ありつつも結局今でもあるワケで、40年バンドがあるってのは凄いことだ。
これがさ…、普通に聴いてて良い作品に聞こえるんだから質悪い。ノスタルジックだったり、作品作りのプロ的に良く出来てるって話なら分かるんだけど、何も知らずに聴いても響く作品なんだもん。何だろうね、この響き具合は。自分は全然知らないけどThe Black Keysのなんとかって人を引っ張ってきてのプロデュース作品との事で、それがどんだけの事か理解してないからその影響なのかどうかもわからないが、多分そういう影響による作品の深さとか味わいとかが出てきてるのかな。もっと本質的なクリッシーの部分が出ているからと思うんだけど、それを活かしているプロデュースの力もあるんだろう。いずれにせよオールドファンには嬉しいくらいの作品だし、新しいリスナーにはその何とかってバンドのネームバリューでこういう味わいのある作品と素敵な人に出会えたんであれば良いな。何かね、泣けるんだよ、このアルバム…。何でアローンなんだよ、って。
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