Hanoi Rocks - All Those Wasted Years

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Hanoi Rocks - All Those Wasted Years
燃えるロンドン・ナイト

 ロックの歴史の中でもかなり最悪な出来事のひとつでもあるハノイ・ロックスのドラマー、ラズルの事故死話。それもLAでの1984年12月8日の出来事で、モトリー・クルーのヴィンス・ニールが酒とドラッグバリバリの状態でラズルを助手席に乗せて車で買い物に、の状況で激突、ヴィンス・ニールは大した怪我もなかったがラズルは即死。このことについてヴィンス・ニールって何か語ったのかな…、語りようもないか。どちらもど派手なパーティ大好きバンド的だし、きっとウマが合っただろうしなぁ。あ、ここで面白いのはハノイ・ロックスのボーカルのマイケル・モンローは酒もタバコもドラッグも全然やらない人って知ってた?イメージとは裏腹に健全な人だからその場にもいなかったみたい。

 そんな事でHanoi Rocksのラズル在籍時唯一のライブアルバム「All Those Wasted Years」。1時間程度の映像も出てるんで、そっちのがインパクト強いけど、レコードの方は2枚組で長いからね、これもまた結構なインパクト。何が凄いってこれぞロックバンドだよ、と言わんばかりの勢いとハチャメチャ感とドライブ感と無茶苦茶感(笑)。今じゃこういうの考えられないんじゃないか、ってくらいにライブだと無茶苦茶になってる姿が記録されてるから、Hanoi Rockの中でも評価は分かれるのかも。いや、でも、大多数はこれぞハノイ!って言うのかもしれない。自分もそういう面もあるし、これぞハノイ!って言いたくなるけど、冷静に聴くと、どれもこれも走りまくってるし演奏は無茶苦茶だし、そもそも最後はマイケル・モンローがドラム叩いてるしステージ無茶苦茶だし…、ライブハウスのマーキーだからそれはありなんだろうけど、ハチャメチャだもん。その替わり勢いとかライブ感とか、ロック的なカッコ良さとかはホント凄い。だからライブアルバムを聴くという意味では聞きづらいんだけど、ライブを味わうって意味では正にこれぞライブアルバム、ってなる。やっぱり映像見てるとその雰囲気が判って音がそこまで気にならなくなるんで、映像付きをオススメしたい。

 オープニングはベンチャーズ、そこからはもちろんハノイの名曲オンパレード、それでもまだ最高傑作の「Two Steps from the Move」がリリースされる前のフィンランド〜ロンドン進出成功時なので、その時点でのハチャメチャなR&Rばかりで凄い勢いが味わえる。終盤はカバー曲ばかりなんだけど、そのチョイスが面白くてね、初めて聴いた時はまだ原曲知らないのばかりだったから気にならなかったけど、原曲知ってからはその無茶苦茶なカバーぶりに驚くばかりの壊し具合。いや、本人たちはそこまで壊していると思ってないだろうけど、聴いてると凄い壊れてる(笑)。アリス・クーパーにイギーの「I Feel Alright」、元はヤードバーズだけどエアロとかZeppelinあたりからの流用だろうなぁと思われる「Train Kept A Rollin’」なんかをハノイがやってるってのはなかなか貴重な瞬間かも。この頃のライブってもっと発掘音源で出て来ないかな。結構ヘンなのやってるんじゃないだろうか。演奏の下手さがそれを上回っているのかもしれないけど、それでも貴重な瞬間だからね。

 しかし、無茶苦茶だけど、改めて曲の良さは実感するね。R&R魂も。だからあの時代でフィンランドから世界に出ていけたバンドだったんだろうし、ヨーロッパからだってアバとかあったけど、やっぱりポップの世界だったもん。それがこんだけ本物のR&Rで英国に出て日本に好かれ、アメリカまで進出していったんだから希少な存在だったハズで、フィンランドでは伝説扱い、のハズ。今はもうたくさんのバンドが世界に出ていってるけど、この頃はハノイだけだよ、そんなの。このアルバムも日本独自企画での録音、今は世界でリリースされてるけど、日本人気すごかったし。だから一番良いジャケット作って使ってるでしょ。他のは世界各国でCD出す時のだからジャケットが結構色々あって適当な扱いなのは残念。そんだけ権利関係も海外向けには曖昧だったのかも。まぁ、それでも中身が面白いから存分に味わえる毒々しいR&R♪



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フレ
Posted byフレ

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