The Beatles - Live At The Hollywood Bowl

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The Beatles - Live At The Hollywood Bowl
LIVE AT THE HOLLYWOOD

 毎年この時期になるとクリスマスのムードが街に溢れて年の瀬を盛り上げていくのが風潮だけど、ついでにこの頃になると毎年思うのはジョン・レノンの命日ってことだったりする。自分がロックを知ってからのミュージシャンの訃報については大体の季節感で覚えていたりするんできちんとした命日なんてのは知らないのが多いんだけど、その前のはロックレジェンド達の命日、みたいなのを記憶してたから今でもよく覚えててね…、それとジョン・レノンの場合は昔入り浸ってたジャズバーが毎年この日だけはビートルズデーになってて、自分達も集まってたからよく覚えてる。いつしか行かなくなってしまったし、今どうしてるのかも知らないんだけど…。

そんな所でジョン・レノンかなぁ…とも思ったけど、そういえば妙に明るい印象のジャケットが最近アマゾンに出てるな、ってのを思い出したのでビートルズの「Live At The Hollywood Bowl」を。昔アナログ時代には「ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!」としてリリースされていたアルバムの拡張リマスター盤のようだ。1964年と65年8月のハリウッドボウルでのライブから抜粋されて編集されてるライブアルバムで、1965年のこの時期ってぇとアルバム「Help!」のあたり、64年だと多分「A Hard Day’s Night」の頃らしいから、それに準じたセットリストになってるんだろう。いずれにしても初期ビートルズの持つエネルギッシュなライブパフォーマンスの模様がぎっしりと入ってて、邪魔なのは黄色い歓声がひたすら入ってるって所だ。無いとこれまた寂しいのだろうからある方がライブ盤らしくて良いのだが、ここまでうるさいとねぇ…。でも、これ、実際に歓声が凄すぎてステージでの音が聴こえなかったとか言われてるヤツだから、録音してたら普通に入っちゃったレベルなんだろう。つまりこの黄色い声を避けての録音は出来なかったってことらしい。いやはや、そりゃしょうがない。

 そんな経緯がアリつつもここでのビートルズのライブの模様ときたらそんな黄色い歓声なんぞに負けるはずもない、凄く熱くてハードで熱気ムンムンなステージを聞かせてくれている。これぞライブバンド、ハンブルグで鍛えたライブバンドの勢いを見せてやるよってばかりにバンドが息の合った所をきっちりと見せてくれている。これ聴いて今から50年前のどでかい会場でのライブって思うか?んで、こんだけの熱気溢れるライブって出来るか?ってな話。ビートルズなんてポップバンドだからロックじゃねぇよ、って思ってるフシのある人が今どんだけいるのか知らないけど、これぞロックンロールバンドの本質をやってるバンドで、そのライブだよ。こういう熱気があるからロックは魅力的だったんだよ。だから聴いてみれば良いし、ロックって何?っての、何かちょっとは分かるかも。やっぱ凄い。



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フレ
Posted byフレ

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