The Rolling Stones - Blue & Lonesome

0 Comments
The Rolling Stones - Blue & Lonesome (2016)
【早期購入特典あり】ブルー&ロンサム(通常盤)【特典:ザ・ローリング・ストーンズ特製2017カレンダー(B2ポスター仕様)】

 ストーンズがブルースカバーアルバムをリリースする、ってのは随分前から話題になってたので、割と楽しみにしていた。元々がそういう出自のバンドだし、初期のアルバムなんかはモロにそのままだったのもあるし、それでカッコ良かったしね。初期のアルバムって大好きだからさ、まさかああいうのにはならないだろうけど、やっぱり原点回帰ってのは楽しみでもあった。クラプトンにしてもそういう回帰はちょこちょことやってるからネタ的にもありだろうし。とは言え、どういう風にやるんだろ?ってなるとあまり考えることもなく、そんなにアレンジもしないだろうし、そのままストーンズなんだろうと漠然と思ってた。それをいよいよ聴けるってのは嬉しい限り。

 2016年リリースのThe Rolling Stones「Blue & Lonesome」。正に昔のラジオで鳴っているかのようなモノラルみたいな音で、しかもラフなスタジオでのチープな録音を再現しているカネ掛けた安っぽい音作り(笑)。どうも馴染みやすいなと思ったらこの音だ。ブルースにはこういう音作りがちょうど良い。ハイファイな音だとどうにも味気ないし、そもそもがスカスカの音楽なんだから音が分離してるとスッカスカになっちゃうから、こういう真ん中に音を集めたのが良い。実際はきちんとステレオなので上手い定位で鳴らしているので楽器ごとの音は聴きやすいしね。それでいてこのガレージサウンド…、一発録りに近いんだろうなぁ、これ。マイク並べてせーの、で録音みたいな。ドラムの音だって生々しく鳴ってるし、シンバルだって、近年こういう音でのなんて聴いたことないしな。ウソかホントか知らないけど、録音している時に隣のスタジオにクラプトンがいたからゲストで参加してもらって、ってのも話題のひとつ。ちょこっと弾いてるだけで無茶苦茶引き締まるのはさすがの風格で、アトランタのライブの様相を思い起こす。同じブルース好きでのブルースルーツのスタイルなんだからもっとマッチするかと思いきや、割と水と油的なスタイルの違いがユニーク。

 キースがこんだけギター弾いてるのをじっくりと聴けるのもいいなぁ…、こうして聴いてると割とロニーとのギターの違いが顕著になると言うか、そんなに違いを追求したことなかったけどわかるモンだな、多分(笑)。テレキャスなのかな、これ。どの曲も二人のギタリストがこうしようああしよう、なんて決めて弾いている風は全くなくて、曲決めてそれぞれのスタイルでカバーしてそのままの解釈で鳴らしているというか、だからふたりのギタリストがそれぞれの思いで弾いているからユニークだよね。ソロパートはどっちって決めてるからそういう鳴り方だけど、やっぱりさすがだ。しかも凄いのはどの曲もストーンズなんだ、当たり前だけど。ミックなんかもう何歌ったってストーンズだもん。ハープ吹きまくりが楽しかったんだろうかね、リトル・ウォルターのカバーがちょいと多めに見えるし。チャーリーのドラムも、いつもとは全然違って鳴りが良いからか、生な音で響いてくるから全然ストーンズらしくはないんだけど、全体としてはやっぱストーンズ。案外バンドらしさが出ちゃってるのも面白いな。

 総じてストーンズはやっぱりストーンズだったし、ここまで完全にブルースをロックにしちゃったバンドはいないし、原点回帰してみたら自分達がブルースを飲み込んでいたってのがアリアリと分かる作品。50年やっての原点回帰だもんな。スゲェわ。こういうの聴いてるとこのジジイ達まだまだやれるんだろうな、って思う…ホントかよ(笑)。さりとていつもの如く、この手のアルバムはギター的には結構何度聴いても楽しめるしじっくりとフレーズを研究するには持って来いのアルバムだけど、リスナー的には何度も聴けないアルバムになるのかな。そこはブルース、やっぱり満腹にはなる。





関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply