Queen - On Air

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Queen - On Air
オン・エア~BBCセッションズ(通常盤)

 QueenってのもPink Floydと同様に英国ではビートルズに並んでの人気、もしかしたらそれ以上かも、みたいに言われることもあるバンドで、コレクター的にもかなり多々あり、集め甲斐があるバンドのようだ。もちろん好きは好きなんだけど、Queenって良い曲と捨て曲との差が大きくて、良いのはとことん有名でヒットしたりアチコチで使われたりしてるんでその人気や知名度も納得なんだけど、そうじゃない曲ってかなり多くてね、そっちはどうなんだよ?と。その辺がとことんまで追求したことない所かな。

 Queenの「On Air」。タイトル通りBBC音源の蔵出しで、以前に「Queen at the Beeb」ってのがリリースされてたけど、まぁ、怪しげなリリースではあったんで、今回の「On Air」は明らかにオフィシャルで2枚組に出演ソースをひたすらに収録してあって嬉しいクォリティでリリース。それにしてもBBCのライブ音源でこんだけオーバーダブ被せてたってのは珍しいバンドだろうな。だからオフィシャルでBBCソースとしてリリースされるのも遅かったのかもしれない。特にギターのオーバーダブが激しくて、堂々と数本のギターが鳴っているワケです。作品として捉えればそりゃそうだけどね、よくやるわ。

 1枚目のディスク分は概ね以前からリリースされていたソースが多く入ってるので、何となく聴き慣れていた人も多いか。2枚目のソースは初登場なのでなるほど魅力的。デラックス盤では更に73年9月のライブや81年ブラジルや86年マンハイムのライブなんてのも抜粋されて入っててお得なようだ。しかもCD3枚に渡ってアチコチのインタビューがまとめて入ってて英語が堪能な方なら楽しめるアイテムに仕上がっているみたい。自分なんかは逆にその辺要らねぇな、ってことで通常盤でいいか、って話だけど。やっぱりね、全盛期のバンドの演奏は波はあるけどひたすらに前向きでパワーが有るライブをやってるよね。だから艷やかだしそのスタンスが聴いてて伝わってくるし、良いわ。それこそ70年代のロックの面白さ。







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フレ
Posted byフレ

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