U2 - Boy

今月末から待望の日本公演が行われるU2の1980年のデビュー作品ではアイルランド出身のバンドという枠組みから大きく逸脱した世界的にも独特のサウンドを武器に、ケルトをほぼ排除したサウンドで、その寒々しい空気感だけをパッケージして、エッジの透明感溢れるサウンドとエフェクト、そしてシンプルでラフなリズム隊、何と言っても圧倒的な存在感を示すこととなるボノの今や世界最強のオリジナルメンバー歴を誇るバンドにまでのし上がったと云っても過言ではあるまい。
そんなバンドでももちろん最初の作品っつうのはあって、「Boy」が彼等のファーストアルバム。アマゾン見てるとどうも最近はジャケットがつぶれた四人の横顔のモノクロのヤツ=アメリカ盤で統一されたのか全く愛着も面白味もないものとなっていて、やっぱアルバム「WAR」で怒りを露わにしていた少年がまだまだあどけない子供の頃の写真を使った英国盤がいいよね。なんでよりによってアメリカ盤のジャケ使うかねえ…、ま、しょうがない。
うん、「



実はリアルタイムで初期を聴いた時はそんなにかっこいいとは思わなかった。その他大勢のバンドと大して変わらないと思ってたしさ、ライブエイドで学ラン着て出てきたのを見てて、なんだコイツ?って思ってたしさ(笑)。アレがマイナスポイントだったかもしれん…。で、周りから名前を聞く頃にはもう90年代のワケのわかんない時代だから全く聴かないしね。そういう意味でマトモに手を付けたのが遅かったバンドではある。
故に今度の日本公演が初めてのU2体験になるんだろうけど、どんなんかなぁ…、多分完成されたステージだからそれなりに満足するんだろうなぁと。やっぱプロの完全なパフォーマンスってのは面白いからさ。


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