Al Andaluz Project - Deus Et Diabolus

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Al Andaluz Project - Deus Et Diabolus (2007)
3つの神と3つの悪魔

 今時大抵のことはネットで検索すれば出てくるんだけど、英語とか各国語が駆使できればね、そりゃ何でも探せる時代だとは思う。自動翻訳ってそれなりに進んでるし意味がわかるレベルには訳してくれるけどさ、やっぱりなかなかマイナーなものをどこまで調べるってのは難しい。情報はあるんだろうけど、ササッとは探せない。日本語だけじゃ全然少ないからさ。ロックなんてのはポピュラーだからどんだけマイナーなバンドでも何となく調べられるんだけど、民族音楽系になってくると自分の知識の無さも手伝って概略を把握するにも時間が掛かるし、そもそも人の名前もよくわからん。来歴からルーツ、経緯なんてのを把握して派生を探すなんて出来ないだろうなぁ…。

 Al Andaluz Projectというのは随分前に教えてもらってて、そもそも入り口はMara ArandaというL’ham de Focのボーカルの女性が参加しているプロジェクトってことで聴いてみた。もちろんL’ham de Focも好きだし、Maraのソロ作も大好きだ。だから当然このAl Andaluz Projectも好きになるのだろう事は判ってて、アルバム「Deus Et Diabolus」を聴いてみたのだった。2007年の作品だったのか。案外新しいんだ…とか思いつつも耳を傾けているとそこにはまた摩訶不思議な世界が広がってて、自分が表現できる単語では言い表せない音の世界が繰り広げられて、正に万華鏡の中にポツンと一人紛れ込んでしまった異世界感、それがとても心地良くてね、あれこれ調べてみるのです…習性です。先のL’ham de FocのMara AradanaとドイツのEstampieのボーカル、シグリッド・ハンセンと更にモロッコ人の女性シンガーが集まって古楽器で奏でる民族音楽のぶつけ合い、スペインにドイツにモロッコ…、そもそも基本的な音がどこにあるのか分からないけど、3人のコーラスなんてのも相まってとにかく美しい。音のアンサンブルがここまで見事に出来上がるのはなぜ?どうしてこういう音でここで鳴るんだ?それこそ民族音楽の伝統的なスタイルを持ち込んでいるだけだろうけど、それでも聴けば聴くほどにその美しさと不可思議さに惹き込まれる。

 南スペインが昔アンダルスと呼ばれていて、それはAl Andaluzって呼び方になって、その時代の音楽を再現したいというプロジェクトだから発起人はMara Arandaと誰かのアイディアなんだろうけど、わからん。あれこれ見てると地中海サウンドとか古楽器バンドとか色々あるしそれは間違ってないと思うけど、ロック的に分かりやすい言い方をするとPage & Plantのライブあったじゃない?アレのロック部分がないような感じ。でもドライブしてるし昂揚するし自分に火がついてくる気分を味わえるし魅惑的な音です。当然なんだけど、大して知らない女性3人の歌にしても聴いてるとそれぞれの個性の違いは明らかに判ってくるし、あぁ、スペインだ、モロッコだ、これってドイツなんだ…とか。モロッコはものすごく聞き慣れてない感があって分かりやすい。へぇ〜、こういう歌メロでこういう音で…とか。もちろんそれぞれの言語で歌われているのも雰囲気出ちゃうんだろうけど、聞いている側ではそれが何語というのまで判ってません。

 分からないんだけど、こんな島国の単なるロック好きなヤツでも知っているくらいのバンドだから現地周囲では相当に有名なんだろうし、実力も一級なんだろうし、パワフルで折り紙付きのプロジェクトなんだろうと思う。だからこれ以上ってのを探しても見当たらないだろうし、似たようなのも出来るのかどうか…民族音楽の融合だからどうとでもあり得るけど、そういうのを追いかけるのも大変だろうし、この周囲をグルグルと当ってこのひたすらに美しい世界を味わってます。女性歌もの好きだとこういう世界は目からウロコなんじゃないかなぁ。







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フレ
Posted byフレ

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