The Cranberries - Wake Up and Smell the Coffee



90年代の音楽界では割と多国籍サウンドが賑やかになってきた頃で、アイルランド産はもちろんのことスウェーデンポップなんてのももてはやされたりしていて、結構国の文化が垣間見れる時代になってきていたのも事実。まぁ、ロック界の中ではあんまり変わらなくってどんどん衰退していった気がするが…。
そんな中でアイルランドから元気の良い、と云うか昔のU2のようなサウンドっつうか雰囲気で出てきたのがクランベリーズ。初期作品は素朴なメロディと骨太な音楽性みたいなもので一見硬派サウンドだが女性ボーカルってことでちょっと柔和、でもこのドロレスという女性ボーカルがシニード並みに頑固そうな感じで凄くポリシーあってロックしてたかな。
自分的には実は1996年にリリースされた「トゥ・ザ・フェイスフル・デパーテッド+5 」で最初にまともに聴いたんだけど、なんつうのかなぁ、アクが強いけどサウンド的には結構多彩だなぁと思って、ただ昔から女性ボーカル好きだからさ(笑)、どんなんかなぁって気になるワケよ。そしたら硬派だった。ふ~ん、なんて注目してたらしばらく活動しなくなっててさ、ま、そんなもんか、と思ってたら99年に突然滅茶苦茶目立つヒプノシスのジャケットで新作「Bury The Hatchet」リリースして、なんかね、大御所みたいなサウンドに変わっててさ、自信着いたのかなぁ、堂々としてるんだよ。ケルトっぽさももちろんあったりするしね。その後の「ウェイク・アップ・アンド・スメル・ザ・コーヒー」でも同じように安定したサウンドで、これもジャケットがヒプノシスでさ、それだけで何か期待できるんだよな。で、今のトコ、変わってるけどこの作品が一番好きかな。全部まともに聴いてないからわかんないけど、なんかね。ケルトっぽさってのはかなり隠れているんだけど、アイルランドらしさってのはやっぱりあってさ、そういう意味で変化しきった、成熟したアイルランドロックのひとつの形かな、という感じ。
ケルトっぽさで云うならやっぱファーストあたりだろうけど、でも、それもどっちかっつうとU2的な寒い音楽ってのが適当で決してケルトっぽさを出していた感じではないよな。後にこのファーストアルバム「ドリームス+6」からの「




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