Gift - Blue Apple

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Gift - Blue Apple (1974)
Blue Apple

 70年代のジャーマンハードロックはダサさがウリ、との認識が自分の中を占めつつあって、それは多分に間違っていないだろうが、それだけじゃないよってのを実感するアルバムもあるのは事実だ。そりゃ当たり前だが、ひたすらガツンとするのを好んで聴いているとやたらダサい音のばかりで、そういうモンなんだろうと思っちゃうワケよ。だからとんでもなくAクラスのバンドを聴いてしまうとちょいと驚くのです。

 それでも世界的に見れば無名も良い所で70年代のハードロック好きです、っていう輩にすら知られていないだろうなぁ…と思われるドイツ出身のGiftというバンド、1974年にリリースされたセカンドアルバム「Blue Apple」を聴いてみてくれ。曲によるけど、あのRainbowと遜色ないスタイルの楽曲が幾つか収められてる。すなわちリッチーはこれを聴いて真似して拡張したとか…。ん?もちろんそうじゃないかもしれないしそうかもしれない。それくらいにインパクトのあるカッコ良さ、ダサさじゃなくてスピーディでグルーブしててリフがかっこ良くてヘヴィ、さらに鍵盤もきちんと流暢にプレイされてて多分驚く。3曲目の「Everything’s Alright」を聴いてくれ。ホント、Rainbowだから。ハモンド美しいし、展開も見事だし、この時期にこういう音出してたバンドって世界的に無かったんじゃないだろうか?上手くやれば世界レベルのバンドになったのだろうが、世の中は複雑なのだ…。

 ちょいと遅れた時代のアルバムだからこんだけ整然として音もきちんと録音されたアルバムに仕上がっている。しかも今聴いても世界レベルに通じるサウンド、バンドの力量もあるけど、録音技術の向上も大きな理由だろう。それでこのカッコ良いハモンドとギターがメインなハードロックが聴ける。どの曲も練られてて、単純にジャーマンハードとは言い切れない。もっと英国ハードに近いサウンドで、そのシーンでもやれたと思うけど、そっちには出てこなかった。だからやっぱりドイツ国内だけのバンドだったようだ。勿体無いねぇ…、ホント、カッコ良いのに。May Blitz並に知られていないけどカッチョ良いバンドってトコだ。野性味溢れるボーカルにヘヴィーなギター、メロトロンまで鳴る叙情性も持ち合わせているし、見事に世界に出れたバンドだったろう。

フレ
Posted byフレ

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Three Times Heaven  

初めまして、楽しく拝読させてもらってます。

70年代のどぐされ独HRが大好きで、ここんところ「きてるな~」と思ってたら遂にGIFTの2ndまで・・・1stからの飛躍的突然変異は一体何なのでしょうね?G&VoとKeyがメンバーチェンジしたのが大きいのでしょうか?2ndは外部ライターが存在している感じですし・・・

Lucifer'sは当然のこと、遡るとNight Sun、Black Water Parkとか世界水準の独HRもアップされてて、さらにIrish CoffeeやToadなど欧州の世界水準のHRも取り上げられてて感激です。

これからも楽しみに拝読させていただきます、頑張ってください!

2016/10/08 (Sat) 00:45 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>Three Times Heavenさん

この辺で励ましのお言葉頂けるとは…、相当なツウですね(笑)。
自分で調べてもなかなか出てこないので聴いて書いてメモしておこう、というのが大きいブログですが、これからもよろしくお願いします。

2016/10/09 (Sun) 22:31 | EDIT | REPLY |   

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