Sinead O'conner - Sean Nos Nva
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80年代末にシーンに登場して瞬く間にアイルランドの歌姫と世界中で呼ばれるようになった人にシニード・オコナーという実に個性的な女性がいる。そう、スキンヘッドで確固たる意思を持った瞳が印象的な彼女だ。昔から知ってはいたけどあんまり音楽的に好みではなくってもちろんもっともっとハードな音を求めて別に聴かなかった人の一人なんだけど、アイルランド音楽あたりに興味を持つと必ず出てくるし、それがそんじょそこらのものではなくってかなりエネルギーを持った作品だったりするわけで、無視できない存在だったんだな。リアルで聴いていた当時には思わなかったことを後からじわじわと感じた人。
で、その時に売れた作品「蒼い囁き」は今思えばプリンス作のバラード曲で売れたようだ。う~ん、あんまり記憶にないからこの頃は飛ばそう(笑)。で、一回りしてアイルランドルーツから回ってきてから聴いた彼女の作品で一番気になる…っつうか原点回帰でケルティックをモロにカバーしまくったのが「Sean Nos Nva」とモロにゲール語をタイトルとしたアルバムで邦題は「永遠の魂」ということらしいが出てたのかな?2002年の作品なんだけどアイルランド音楽界の大御所ドーナル・ラニーとシャロン・シャノンを迎えて制作されたもので、もうねぇ、良いんだよ。新鮮なケルティックサウンドなんだけど古クサイ良さももちろん持っててさ、歌は当然素晴らしいワケで、文句なし。というか、ケルティックのベストアルバムに選ばれてもおかしくない出来映えだしね。気持ち良く歌っているんじゃないかなぁ、だから聴いている方も凄く気持ち良く聴けるんだが。
シニード・オコナーと云えば過激的なイメージがあったし、歯に衣着せぬ発言がパンク的な主張とも取られ、孤高のスターという道を歩まされたワケだが、顕著なのは堕胎反対か何かで生放送中にローマ法王の写真を破り捨てるという快挙に出てアメリカ国民からブーイングを浴びることとなったのが有名か。当時何気なく聞いた情報だけでも大したことするもんだ、とは思ったが、その余波として直後に出演したボブ・ディランのトリビュート・ショウではもの凄いブーイングだったらしい。そして彼女はそこでディランの曲ではなくボブ・マーリーの「

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