Lucifer’s Friend - I'm Just a Rock N Roll Singer
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Lucifer’s Friend - I'm Just a Rock N Roll Singer (1973)

イモ臭さが残るジャーマンハードを幾つか聴いてて、あまりにもその手のばかりなのでもうちょっと洗練されたカッコ良さがあるバンドも聴いときたいのぉ…ってことで、手を出したドイツと英国混合編成って言い方が正しいのだろう、Lucifer’s Friend…ルシファーの友達って、ヨーロッパでそれって結構ヘヴィな名前なんじゃないか?なんて改めて思ったりしたが、インパクト欲しかったんだろうな。英独混合編成になったのはもちろんあのジョン・ロートンがボーカルで歌っているから。この人、ホントメジャーになれなかったけどものすごい歌唱力なロックボーカリストなんだよねぇ…。
Lucifer’s Friendの3枚目の作品「I'm Just a Rock N Roll Singer」は1973年リリースで、やっぱりこのジャケットのインパクトが凄いよ。ちなみにこれはジョン・ロートンじゃないです、くれぐれも。アルバムのインパクトを出すために作ったジャケットで、「I'm Just a Rock N Roll Singer」って言いながら頭の天辺が薄くなったオッサンがボーカルってのも哀愁と皮肉がたっぷり振り掛けられているってことをシニカルに楽しみましょう。そのユーモアが分からずしてこのバンドとアルバムは楽しめまい…。ってね、音聴くとジャケットの事なんてどうでも良くなるよ、多分。ホントにさ、冒頭から快活なR&Rと抜けるような歌声でのロックが聴けるし、2曲目あたりになるとどこかロバート・プラントと同じようなニュアンスでの歌い方も聴けるし、この声の伸び方も半端なくプロな歌が聴けるしね。そして、この頃のドイツのバンドと明らかに異なるプロダクションのプロフェッショナル加減とA級な音作りとヌケの良さ。Vertigoってこんなにメジャー級な音出せたのか?ってくらいに王道に引けを取らないサウンドプロダクションが素晴らしい。いや、普通なんだけどさっきまで聴いてた音がアレだからさ、コレがすごく抜けて聞こえてくるワケよ。ギターにしてもドラムにしてもベースにしても全部。
そしてアルバムの中身と言うかバンドの実力も明らかに抜き出てて、どうしてこれでメジャーに進めなかったんだ?ってくらいにアグレッシブだし、やっぱりジョン・ロートンの歌が圧倒的。バンドもそこに引っ張られるかのように勢い余ってるし、不運なバンドだったのか、やっぱりルシファーの友達じゃなくて天使の友達じゃないとダメなんだろう。そうだね、確かにバンドとしての代表曲みたいになるのがちょいと無さすぎて、ゴチャゴチャしちゃってるのはあるか。ギターももっとブルージーに行くか抜けまくるかって中途半端さはあるし、と聴いてると色々ある。でも、良いバンドだし良いアルバムだよ。ジョン・ロートンが結構Lucifer’s Friend時代の事を好ましく思ってて自分の出発点的に意識しているみたいで、何でだろ?って思ってたけど、全力でやれることやりまくってるってのが分かるとなるほどなぁ思う。最初の2枚が有名だけどその後ももちろんカッコ良いのいっぱいやってます。ただ、それがアルバム一枚素晴らしい、ってのにはならないのは実力か…。

イモ臭さが残るジャーマンハードを幾つか聴いてて、あまりにもその手のばかりなのでもうちょっと洗練されたカッコ良さがあるバンドも聴いときたいのぉ…ってことで、手を出したドイツと英国混合編成って言い方が正しいのだろう、Lucifer’s Friend…ルシファーの友達って、ヨーロッパでそれって結構ヘヴィな名前なんじゃないか?なんて改めて思ったりしたが、インパクト欲しかったんだろうな。英独混合編成になったのはもちろんあのジョン・ロートンがボーカルで歌っているから。この人、ホントメジャーになれなかったけどものすごい歌唱力なロックボーカリストなんだよねぇ…。
Lucifer’s Friendの3枚目の作品「I'm Just a Rock N Roll Singer」は1973年リリースで、やっぱりこのジャケットのインパクトが凄いよ。ちなみにこれはジョン・ロートンじゃないです、くれぐれも。アルバムのインパクトを出すために作ったジャケットで、「I'm Just a Rock N Roll Singer」って言いながら頭の天辺が薄くなったオッサンがボーカルってのも哀愁と皮肉がたっぷり振り掛けられているってことをシニカルに楽しみましょう。そのユーモアが分からずしてこのバンドとアルバムは楽しめまい…。ってね、音聴くとジャケットの事なんてどうでも良くなるよ、多分。ホントにさ、冒頭から快活なR&Rと抜けるような歌声でのロックが聴けるし、2曲目あたりになるとどこかロバート・プラントと同じようなニュアンスでの歌い方も聴けるし、この声の伸び方も半端なくプロな歌が聴けるしね。そして、この頃のドイツのバンドと明らかに異なるプロダクションのプロフェッショナル加減とA級な音作りとヌケの良さ。Vertigoってこんなにメジャー級な音出せたのか?ってくらいに王道に引けを取らないサウンドプロダクションが素晴らしい。いや、普通なんだけどさっきまで聴いてた音がアレだからさ、コレがすごく抜けて聞こえてくるワケよ。ギターにしてもドラムにしてもベースにしても全部。
そしてアルバムの中身と言うかバンドの実力も明らかに抜き出てて、どうしてこれでメジャーに進めなかったんだ?ってくらいにアグレッシブだし、やっぱりジョン・ロートンの歌が圧倒的。バンドもそこに引っ張られるかのように勢い余ってるし、不運なバンドだったのか、やっぱりルシファーの友達じゃなくて天使の友達じゃないとダメなんだろう。そうだね、確かにバンドとしての代表曲みたいになるのがちょいと無さすぎて、ゴチャゴチャしちゃってるのはあるか。ギターももっとブルージーに行くか抜けまくるかって中途半端さはあるし、と聴いてると色々ある。でも、良いバンドだし良いアルバムだよ。ジョン・ロートンが結構Lucifer’s Friend時代の事を好ましく思ってて自分の出発点的に意識しているみたいで、何でだろ?って思ってたけど、全力でやれることやりまくってるってのが分かるとなるほどなぁ思う。最初の2枚が有名だけどその後ももちろんカッコ良いのいっぱいやってます。ただ、それがアルバム一枚素晴らしい、ってのにはならないのは実力か…。
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