Birth Control - Hoodo Man

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Birth Control - Hoodo Man (1972)
Hoodo Man

 ジャーマンハードっても英国のハードなのが流行ってた時期と被ってて、だからこそそれらの影響をモロに受けてるのもあるし、発想が似ている部分もあればどうしてそうなる?ってのもあるけど、どれもこれもダサくてねぇ…、抜けた存在ってのが実に少ないのはお国柄か?その中でも名盤「Live」ってのがあるから結構なバンドだろうって思いながら聴いて漁っていったのがBirth Controlってバンド。ところがどっこい、キャリアが長いだけあって70年代でもかなり変貌しているので好みのアルバムを探し出すのは割と手間取った。

 1972年リリースのBirth Controlの3枚目のオリジナルアルバム「Hoodo Man」は既にジャケットが物語るようにセンスの無さは一目瞭然…、いや、だからと言ってそのアルバムの中身までどうのってんじゃないところは流石だ。75年のライブアルバムまではこのバンドはハードロックテイストの強いプログレ風味のあるバンドで、ギターの比重も大きくカッコ良いバンドだが、その後は鍵盤の比重も高まり、また楽曲もハードロック一辺倒から、もっとプログレ的になっていくので、自分の普通に聞く範囲での好みはどうしても初期に偏ってしまう。ま、それはそれで良いじゃないか、と。キモはギターの追加にベース、鍵盤とメンバーが変わった次作あたりから一瞬が一番充実していた時期になるが、今回は微妙にその直前の作品「Hoodo Man」です。

 根底にはハードロック的なスタイルを進めていきたいってのがあるけど、鍵盤も出してキャッチーさも多少は…ってのか、勢い一辺倒だけの作品とは異なり割と練られてる。そこは普通にバンドとして3枚目のアルバムにもなるんだから色々考えての作品に仕上がるのは当然だが、この時点での方向性は良く分からん。オルガンハード…とも言えないしジャジーなベースラインもあったりするし、そこまで考え切れてない作品かね。最後なんてどうしてこういう音が出て来る?的なのあるし、もうちょっとハードに偏ってるかと思って聴いていたからかスカされた感はある。まぁ、この手のバンドに当たりってのは少ないからこんなもんでいいんだけどさ(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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