Mick Ronson - Heaven & Hull
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Mick Ronson - Heaven & Hull (1994)

ボウイの右腕ギタリストとして常に名が挙がるのはミック・ロンソン、自分的にはそれほどかとは思わないんだけど、やっぱり黄金のジギー時代を支えた美青年ギタリストってことで根強い人気があるのだろう。ボウイ遍歴の中でのギタリストって結構多彩なメンツとやってるので面白いし、かと言ってそんなにギターに依存した曲が多いというワケでもないので、やはりクリエイターとしての作品ありきでギターも必要であれば使う、という感じだろうか。それでも一緒に仕事をした面々に対しては常にリスペクトしている節が多く、仲違いしたというのはほとんど無さそうだ。さすがプロの仕事人。
ミック・ロンソンの遺作となった「Heaven & Hull」は結果的に生前完成に間に合わず、ほぼ出来上がっていたマテリアルを友人たちで仕上げてリリースされたアイテム。1993年の製作中での出来事からこの作業を行い、翌年にはリリースしているのだから当時も話題性は高かった。更に言えば前年の春にはフレディ・マーキュリー追悼ライブでボウイやミック・ロンソン、イアン・ハンターやジョー・エリオットなどもそれぞれに仲良く共演していたワケで、その流れでの合流とサポートだったのだろう。なかなか涙混じりになってしまう遺作なので、レベル的にどうのとか言う話じゃないんだろうな。それでも久々にリリースされたソロ名義の作品としてはかなり気合の入った力作だし、作り上げた連中の腕の確かさってのもあるからか、引き締まったスタンスのアルバムに仕上がっていると言えるんじゃないかな。冒頭二曲は圧巻の出来映えだろうし、ボーナストラックでのライブも聞き所だ。
タイトルは文字通り天国と英国のハル出身のミック・ロンソンだからハル、なのだろう。相変わらずなロックギタリストになりたがっているギタープレイ、どこか安定しないアマチュア的な側面を持つプレイで、そこが自分的にはどうも、っていう点なんだけど、愛らしいプレイなのかもしれない。ミュージシャンというよりは明らかにギタリスト、ギター好きな人のプレイで曲作りにしてもゼロベースってよりはあるものいじる方が上手そうだし、だからこそソロ作が少ないと言うか、20年位の沈黙があったのか…。いやいや、それでもボウイをして一番のギタリストだったんだからね。

ボウイの右腕ギタリストとして常に名が挙がるのはミック・ロンソン、自分的にはそれほどかとは思わないんだけど、やっぱり黄金のジギー時代を支えた美青年ギタリストってことで根強い人気があるのだろう。ボウイ遍歴の中でのギタリストって結構多彩なメンツとやってるので面白いし、かと言ってそんなにギターに依存した曲が多いというワケでもないので、やはりクリエイターとしての作品ありきでギターも必要であれば使う、という感じだろうか。それでも一緒に仕事をした面々に対しては常にリスペクトしている節が多く、仲違いしたというのはほとんど無さそうだ。さすがプロの仕事人。
ミック・ロンソンの遺作となった「Heaven & Hull」は結果的に生前完成に間に合わず、ほぼ出来上がっていたマテリアルを友人たちで仕上げてリリースされたアイテム。1993年の製作中での出来事からこの作業を行い、翌年にはリリースしているのだから当時も話題性は高かった。更に言えば前年の春にはフレディ・マーキュリー追悼ライブでボウイやミック・ロンソン、イアン・ハンターやジョー・エリオットなどもそれぞれに仲良く共演していたワケで、その流れでの合流とサポートだったのだろう。なかなか涙混じりになってしまう遺作なので、レベル的にどうのとか言う話じゃないんだろうな。それでも久々にリリースされたソロ名義の作品としてはかなり気合の入った力作だし、作り上げた連中の腕の確かさってのもあるからか、引き締まったスタンスのアルバムに仕上がっていると言えるんじゃないかな。冒頭二曲は圧巻の出来映えだろうし、ボーナストラックでのライブも聞き所だ。
タイトルは文字通り天国と英国のハル出身のミック・ロンソンだからハル、なのだろう。相変わらずなロックギタリストになりたがっているギタープレイ、どこか安定しないアマチュア的な側面を持つプレイで、そこが自分的にはどうも、っていう点なんだけど、愛らしいプレイなのかもしれない。ミュージシャンというよりは明らかにギタリスト、ギター好きな人のプレイで曲作りにしてもゼロベースってよりはあるものいじる方が上手そうだし、だからこそソロ作が少ないと言うか、20年位の沈黙があったのか…。いやいや、それでもボウイをして一番のギタリストだったんだからね。
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