Pete Townshend - Scoop
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Pete Townshend - Scoop (1983)

自分でギター弾けるようになって色々と楽しみが出てきて、バンドなんかやったりするでしょ、そんで自分達の曲なんてのをやってみたくなるんだけど、誰が曲なんて作るんだ?って、その時点既に素人でしかないんだけど、そうなってくるとギター弾くヤツが普通は曲ってのを作るんだよ、ってなるし自分でもそうなんだろうなぁと思ってたし、果たしてどうやって曲なんて作るんだ?って所から始まるのだな。その時点でやっぱり才能ないんだけど(笑)、ま、曲らしきものを作る、ってかギターでかき鳴らすとかリフみたいなのを弾いてそれらしくしていくなんてのは出来たりすると思う。ただ、問題はどう作ってもバンドのメンバーにどうやって伝えるんだ、これ?って。テープ録音するってもギターだけだろ?仮歌メロなんて…ね、ヤだしさ(笑)。そもそも考えてないとも言えるが…、4trマルチとか知らない頃のお話でした。
だからPete Townshendの「Scoop」ってアルバムは相当驚いた。1983年のリリースだからThe Whoが正式に解散してしばらくしてからこんなお宝物をリリースしたんだ…、ギタリストのソロアルバムなんてさほど面白いものが多くないんだが、こういうお宝モノなら受けただろう。一般的なファンの獲得じゃなくてThe Who好きだった人たちへのプレゼントでもあるか。内容はですね、シンプルに本当の意味でのソロアルバムとも言えるんだけど、ピート・タウンゼントが自宅で録音していたThe Whoの頃の楽曲とかのデモテープそのもの。ソロアルバムのもあるけど、どっちでもピートが自分で曲作ってリズムマシンや自分でドラム叩いたり、ベースもギターもピアノも効果音ですらも入れてしかもあのまま歌っている、完全にバンドのメンバーにはこれを聞かせて、やるか?くらいのもの。やるならそれはこのデモテープのコピーだからな、ってレベルだ。バンドメンバーはこの才能を凄いと思っていたんだろうけど、ここまでヤラれると単なるプレイヤーでしかない、っていう感覚でもあったんじゃないだろうか。もっとも単にその通りにやるだけではないし、あのメンバーがこのデモを独自の解釈で叩きつけてくるからこそのバンドのパワーになるのだが、それでもこのデモテープのクォリティの高さというかそのままリリースできるレベルであること自体、それを物語っているけど、ホント、ここまでしたら自分の音世界を他人に伝えるという意味では最強。ものすごい時間かかるだろうけど、もう楽曲が頭の中で全部鳴ってて完成しているんだろうな。それを再現するだけってのが中心で、そこでいじっているウチに新たにアイディアや流れが飛び出してくるっていう感じかな。機材オタでもあったようだけど、それでも凄いわ。ちゃんとミックスもしてたりエコーがかかってたりもするんだから、もうこういう雰囲気で作るんだ、ってのまで指示してる。プロデューサーにすらイメージを伝え切ってるのだ。
自信のソロアルバムで使われている曲もあるしThe Whoのもあるし、これでしか聴けないのもあったりするんで、ピート・タウンゼント作曲の未発表曲をバンドで迫力増してやったら何か凄いかも、なんて思ったり(笑)。コレはピート・タウンゼントのホントにお宝の一角でしかなくって、このあと幾つかデモテープ系の作品がリリースされるし、果てはThe Who時代の「Lifehouse」や「Tommy」「四重人格」までもデモテープをリリースしてて、ホントに、コンセプトから歌詞から曲、ストーリーや諸々まで全てピート・タウンゼントが作って仕切っていたのがもう明らかで、それでいてあのライブパフォーマンスってのもまたギャップがあって分かりやすい。そんな事を実感するお宝アルバム、しかもアナログ時代は2枚組だからね。

自分でギター弾けるようになって色々と楽しみが出てきて、バンドなんかやったりするでしょ、そんで自分達の曲なんてのをやってみたくなるんだけど、誰が曲なんて作るんだ?って、その時点既に素人でしかないんだけど、そうなってくるとギター弾くヤツが普通は曲ってのを作るんだよ、ってなるし自分でもそうなんだろうなぁと思ってたし、果たしてどうやって曲なんて作るんだ?って所から始まるのだな。その時点でやっぱり才能ないんだけど(笑)、ま、曲らしきものを作る、ってかギターでかき鳴らすとかリフみたいなのを弾いてそれらしくしていくなんてのは出来たりすると思う。ただ、問題はどう作ってもバンドのメンバーにどうやって伝えるんだ、これ?って。テープ録音するってもギターだけだろ?仮歌メロなんて…ね、ヤだしさ(笑)。そもそも考えてないとも言えるが…、4trマルチとか知らない頃のお話でした。
だからPete Townshendの「Scoop」ってアルバムは相当驚いた。1983年のリリースだからThe Whoが正式に解散してしばらくしてからこんなお宝物をリリースしたんだ…、ギタリストのソロアルバムなんてさほど面白いものが多くないんだが、こういうお宝モノなら受けただろう。一般的なファンの獲得じゃなくてThe Who好きだった人たちへのプレゼントでもあるか。内容はですね、シンプルに本当の意味でのソロアルバムとも言えるんだけど、ピート・タウンゼントが自宅で録音していたThe Whoの頃の楽曲とかのデモテープそのもの。ソロアルバムのもあるけど、どっちでもピートが自分で曲作ってリズムマシンや自分でドラム叩いたり、ベースもギターもピアノも効果音ですらも入れてしかもあのまま歌っている、完全にバンドのメンバーにはこれを聞かせて、やるか?くらいのもの。やるならそれはこのデモテープのコピーだからな、ってレベルだ。バンドメンバーはこの才能を凄いと思っていたんだろうけど、ここまでヤラれると単なるプレイヤーでしかない、っていう感覚でもあったんじゃないだろうか。もっとも単にその通りにやるだけではないし、あのメンバーがこのデモを独自の解釈で叩きつけてくるからこそのバンドのパワーになるのだが、それでもこのデモテープのクォリティの高さというかそのままリリースできるレベルであること自体、それを物語っているけど、ホント、ここまでしたら自分の音世界を他人に伝えるという意味では最強。ものすごい時間かかるだろうけど、もう楽曲が頭の中で全部鳴ってて完成しているんだろうな。それを再現するだけってのが中心で、そこでいじっているウチに新たにアイディアや流れが飛び出してくるっていう感じかな。機材オタでもあったようだけど、それでも凄いわ。ちゃんとミックスもしてたりエコーがかかってたりもするんだから、もうこういう雰囲気で作るんだ、ってのまで指示してる。プロデューサーにすらイメージを伝え切ってるのだ。
自信のソロアルバムで使われている曲もあるしThe Whoのもあるし、これでしか聴けないのもあったりするんで、ピート・タウンゼント作曲の未発表曲をバンドで迫力増してやったら何か凄いかも、なんて思ったり(笑)。コレはピート・タウンゼントのホントにお宝の一角でしかなくって、このあと幾つかデモテープ系の作品がリリースされるし、果てはThe Who時代の「Lifehouse」や「Tommy」「四重人格」までもデモテープをリリースしてて、ホントに、コンセプトから歌詞から曲、ストーリーや諸々まで全てピート・タウンゼントが作って仕切っていたのがもう明らかで、それでいてあのライブパフォーマンスってのもまたギャップがあって分かりやすい。そんな事を実感するお宝アルバム、しかもアナログ時代は2枚組だからね。
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