Little Junior Parker - Drivin’ Wheel

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Little Junior Parker - Drivin’ Wheel (1973)
ドライヴィング・ホイール+8

 古い録音のアルバムだとそれぞれの楽器を誰がプレイしているみたいなクレジットが無いものも多くて、結構苦労する。このギタープレイって誰なんだろ?知られてる人なのかスタジオミュージシャンなのか、それとも若いころの誰それなのか、とかそういうのが分かると納得するのもあるし、またこんだけギターが弾けても名が知られてないってのは名が知られている人たちってのはやっぱりどこか突出しているんだろうって納得するし、コレクター的な部分で知りたがる。今じゃネットで調べればなんて思うけど、実際そこまで言及されているのってなかなか無くて苦労する。クレジットされてなきゃわかんないもんな。それでも知られているのは知られているし、ニッチなトコいけばこの時期のメンバーが云々なんてのはある。

 Little Junior Parkerなる人、ブルースをかじり始めた頃にも名前は見たりしたんだけど、歌とハープな人だったから全然食指が動かずそのままにしてて聴くのは随分後になってしまったけど、ちょうど良い機会なので1973年の作品「Drivin’ Wheel」、モロにアメリカの黒人の憧れをそのままジャケットにしました的なデカい車をバックの記念撮影、いいねぇ、古き良きアメリカ。出てくる音は割と洗練された暑苦しくない歌でちょいと意外なんだけど、ギターが良いなぁ…誰なんだろうなぁ…と冒頭の文章になるワケです。ペケペケな音なんだがフレーズがロック的解釈してて、それは時代背景によるものなのか、なかなかに楽しませてくれるプレイ。ただ、やっぱり全体感としては歌もの系な傾向が強いかな。

 とは言え、ここまで来るとそうそう発掘モンのギタリストってのもなかなか見つからないし、愛好家さん達もかなりディープな世界まで入り込んでいる世界だからねぇ、広がりはないだろうし、この中で探していくしかない。新たなマテリアルが出てくるモンでもないし、そうやって全てのコンテンツが発掘されてしまったら恐らくそのジャンルは衰退していくだけ…、歴史になるかゴミになるか…(笑)。





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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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ぢゅん  

Duke期なら
ギターリストは
・Clarence Holliman
・Wayne Bennett
・Johnny Brown
だと思います。
Bobby BlandのDuke 期にも参加されてます。

特に上記二人は
ブルース界では名ギタリストとされてますよ。

2021/03/03 (Wed) 06:34 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>ぢゅんさん

情報感謝です。

2021/03/06 (Sat) 21:02 | EDIT | REPLY |   

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