Vashti Bunyan - Demos 1964 - 1967
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Vashti Bunyan - Demos 1964 - 1967
![Some Things Just Stick In Your Mind – Singles and Demos 1964 - 1967 [Vashti Bunyan本人によるライナノーツの日本語対訳付き]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iazickyWL.jpg)
アーティストのデモテープなんて昔だったらアングラモノでしか聴けなかったし、それだって誰でも聴けるってもんじゃなかったからその手のって見つけたら随分と楽しませてもらったものだ。アーティストからしたら完成品があるんだからもちろんそれを楽しんでもらいたいのは当然で、その最初とか途中のデモテープなんてのはメモだったりスケッチだったりする程度の話だから世に出すもんじゃないって風潮あったしね。ところがCDが売れなくなってきて、ってのと古いバンドとかの再発、再評価ってのもあって作品全てをボーナストラックとしてリリースしていこう、皆求めてる、みたいな時の流れになってくるとちょこちょこ出してくれるんだよね。それでも完成形に近いデモばかりだけど、大いなる発見は幾つもあって自分的にはそういうの好きなんで飛びついちゃう方かな。
Vashti Bunyanなる英国の女性フォークシンガーがいて、1970年に幻のアルバム「Just Another Diamond Day」をたった一枚リリースしただけでシーンから消え去り、時代が流れて発掘評価されて21世紀になってから活動再開しているお方。再評価に乗って、本人が屋根裏部屋を漁っていると出てきたのが1964年にフォークギター一本と歌だけで一発録音したデモテープ…デモってかさ、こういう人で行けちゃうんじゃね?ってくらいのモノだけど、それをね、他の最初期の作品郡とカップリングしてボーナストラックとしてリリースしてくれてて、どっちも貴重な音源なんだけど自分的にはこのデモテープが嬉しかった。
アルバムタイトルは「Some Things Just Stick In Your Mind – Singles and Demos 1964 - 1967」、通な方なら分かるだろうけどストーンズのアレです。それもアンドリュー・オールダム発掘のシンガーだから割と近い。ただ、英国フォーク路線からアプローチしている方が大半な今からすると違和感アリアリだけど(笑)。最初期ってのはそういうモンだよね。フォークだけやりますってんじゃなくて、フォークで歌作って弾いて聴かせるという手段から始まっていたんだろうけど、ちょっとポップシーンに通じるアレンジされた、でもなかなか…ってなって、結局本人もフォーク一本の素朴なスタイルが合っているんじゃないかってことで名盤「Just Another Diamond Day」が生まれたような。
こういうデモってホント素のままが出てきて美しいとしか言えないんだよな。ボウイの最初期のデモテープが同じような感じで聴けるんだけど、それと同じような感覚。才能豊かな人だったんだろうね、何曲も自作の曲を作ってこうやって録音できるレベルまでこの時点で出来ちゃってて、まだ10代の頃だったらしいし。ホント綺麗な音楽。もちろんディスク1のシングルなんかも貴重なんだけど、まずは2枚目のディスクのデモが素晴らしい。

![Some Things Just Stick In Your Mind – Singles and Demos 1964 - 1967 [Vashti Bunyan本人によるライナノーツの日本語対訳付き]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iazickyWL.jpg)
アーティストのデモテープなんて昔だったらアングラモノでしか聴けなかったし、それだって誰でも聴けるってもんじゃなかったからその手のって見つけたら随分と楽しませてもらったものだ。アーティストからしたら完成品があるんだからもちろんそれを楽しんでもらいたいのは当然で、その最初とか途中のデモテープなんてのはメモだったりスケッチだったりする程度の話だから世に出すもんじゃないって風潮あったしね。ところがCDが売れなくなってきて、ってのと古いバンドとかの再発、再評価ってのもあって作品全てをボーナストラックとしてリリースしていこう、皆求めてる、みたいな時の流れになってくるとちょこちょこ出してくれるんだよね。それでも完成形に近いデモばかりだけど、大いなる発見は幾つもあって自分的にはそういうの好きなんで飛びついちゃう方かな。
Vashti Bunyanなる英国の女性フォークシンガーがいて、1970年に幻のアルバム「Just Another Diamond Day」をたった一枚リリースしただけでシーンから消え去り、時代が流れて発掘評価されて21世紀になってから活動再開しているお方。再評価に乗って、本人が屋根裏部屋を漁っていると出てきたのが1964年にフォークギター一本と歌だけで一発録音したデモテープ…デモってかさ、こういう人で行けちゃうんじゃね?ってくらいのモノだけど、それをね、他の最初期の作品郡とカップリングしてボーナストラックとしてリリースしてくれてて、どっちも貴重な音源なんだけど自分的にはこのデモテープが嬉しかった。
アルバムタイトルは「Some Things Just Stick In Your Mind – Singles and Demos 1964 - 1967」、通な方なら分かるだろうけどストーンズのアレです。それもアンドリュー・オールダム発掘のシンガーだから割と近い。ただ、英国フォーク路線からアプローチしている方が大半な今からすると違和感アリアリだけど(笑)。最初期ってのはそういうモンだよね。フォークだけやりますってんじゃなくて、フォークで歌作って弾いて聴かせるという手段から始まっていたんだろうけど、ちょっとポップシーンに通じるアレンジされた、でもなかなか…ってなって、結局本人もフォーク一本の素朴なスタイルが合っているんじゃないかってことで名盤「Just Another Diamond Day」が生まれたような。
こういうデモってホント素のままが出てきて美しいとしか言えないんだよな。ボウイの最初期のデモテープが同じような感じで聴けるんだけど、それと同じような感覚。才能豊かな人だったんだろうね、何曲も自作の曲を作ってこうやって録音できるレベルまでこの時点で出来ちゃってて、まだ10代の頃だったらしいし。ホント綺麗な音楽。もちろんディスク1のシングルなんかも貴重なんだけど、まずは2枚目のディスクのデモが素晴らしい。

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