Nick Drake - Bryter Layter
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Nick Drake - Bryter Layter (1970)

中途半端にしか知らないアーティストって多いから、どこかで調べている時に名前が出てくると、そういう関係性だったの?とかそういう人脈の人?とか色々ある。英国は適度にそれがあちこちで繋がっているのでそういう人の流れを見ていくと、それだけでも色々な音楽に接することになるし頼もしい。一人気に入った人がいたらその背景や関わった作品など色々と漁っていくと誰かと繋がるし音楽的な所でも出てくるからね、面白いです。いちいち覚えていられないけど。
ニック・ドレイクって鬱で暗い若者がいてね、それでもその繊細なセンスがキラリと光る才能を見せていて、アルバムをリリースしたんだけど売れなくてこれがまたダメだ…って落ち込んで…、それでも頑張れよ、みたいに皆で手伝ってその才能を世に出そうとしてくれた人たちのおかげでこの美しいアルバム「Bryter Layter」が1970年に産み落とされたのだった。その応援部隊はフェアポート・コンベンションの連中やジョン・ケイルなどなど…、そんなに意識しなくて聴いててもさ、あれ、このギターの音は…?ってなるのがリチャード・トンプソンのギターの個性。んで気になるからやっぱり調べてみればそうか、そうだよなと納得。んで、アルバムそのものを聴き直していくとそこかしこでそんな音色が…ってのもあるけど、このニック・ドレイクのホントに繊細な歌とか音ってのは、こんだけ力強い演奏陣のフェアポート・コンベンションに支えられてもにじみ出てくるという、ある意味フェアポート・コンベンションの強さを打ち消してでも勝てる繊細さってどんなん?って気もするが、それくらいの個性なんだろう。
だから曲的に暗い、ってのはそう多くはない。ただ、歌がやけに繊細で弱々しく響く。上手いワケでもないし、凄い訳でもないから一体どうしてこういう世界にいてこんだけ期待されるのか、って不思議にもなるくらいだ。でも、それを聴いてるとやっぱりキラキラした才能の破片がそこら中にあって光り輝いているんだよね。ちょっと違うけどデヴィッド・ボウイの最初期やシド・バレットを好きな人はこの響きが分かるんじゃないかな。英国トラッドの連中がサポートしててもそれをまるで滲み出させることもなく自身の世界を作り上げてしまっているんだし。

中途半端にしか知らないアーティストって多いから、どこかで調べている時に名前が出てくると、そういう関係性だったの?とかそういう人脈の人?とか色々ある。英国は適度にそれがあちこちで繋がっているのでそういう人の流れを見ていくと、それだけでも色々な音楽に接することになるし頼もしい。一人気に入った人がいたらその背景や関わった作品など色々と漁っていくと誰かと繋がるし音楽的な所でも出てくるからね、面白いです。いちいち覚えていられないけど。
ニック・ドレイクって鬱で暗い若者がいてね、それでもその繊細なセンスがキラリと光る才能を見せていて、アルバムをリリースしたんだけど売れなくてこれがまたダメだ…って落ち込んで…、それでも頑張れよ、みたいに皆で手伝ってその才能を世に出そうとしてくれた人たちのおかげでこの美しいアルバム「Bryter Layter」が1970年に産み落とされたのだった。その応援部隊はフェアポート・コンベンションの連中やジョン・ケイルなどなど…、そんなに意識しなくて聴いててもさ、あれ、このギターの音は…?ってなるのがリチャード・トンプソンのギターの個性。んで気になるからやっぱり調べてみればそうか、そうだよなと納得。んで、アルバムそのものを聴き直していくとそこかしこでそんな音色が…ってのもあるけど、このニック・ドレイクのホントに繊細な歌とか音ってのは、こんだけ力強い演奏陣のフェアポート・コンベンションに支えられてもにじみ出てくるという、ある意味フェアポート・コンベンションの強さを打ち消してでも勝てる繊細さってどんなん?って気もするが、それくらいの個性なんだろう。
だから曲的に暗い、ってのはそう多くはない。ただ、歌がやけに繊細で弱々しく響く。上手いワケでもないし、凄い訳でもないから一体どうしてこういう世界にいてこんだけ期待されるのか、って不思議にもなるくらいだ。でも、それを聴いてるとやっぱりキラキラした才能の破片がそこら中にあって光り輝いているんだよね。ちょっと違うけどデヴィッド・ボウイの最初期やシド・バレットを好きな人はこの響きが分かるんじゃないかな。英国トラッドの連中がサポートしててもそれをまるで滲み出させることもなく自身の世界を作り上げてしまっているんだし。
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