Clannad - Macalla

3 Comments

 アイルランド=音楽の国と昔から言われているように、シーンに登場するアイルランド出身の歌手やアーティストを見ているだけでもそんな感じがヒシヒシと伝わってくる。先のエンヤにしても兄弟姉妹が多い中でシーンに躍り出てきたワケで、元々はクラナドというグループを兄弟姉妹で結成していて、その環境の中で育っている関係上彼女もクラナドで歌を歌っているアルバムがある。しかしクラナドと言うグループも結成が古く、そして最初のアルバムリリースは1973年というから立派に歴史あるグループへと成長している。

 特にこれが、というような感じでアルバムを聴いていたワケではないんだけど、初期~中期くらいまではやっぱりスタンダードなトラッドが中心となったサウンドで、まあそれでもかなりポップさ加減が加わっている。滅茶苦茶特色が異なるというようなアルバムはあんまりないんじゃないかな。1978年頃から82年頃までエンヤが在籍していて、あの多重録音による浮游感のある歌声ではなく、素朴な歌を聴かせてくれるので結構貴重かもしれない。まぁ、なんだ、普通のトラッドの歌手じゃないか、と思えるようなもんだ。

 そうだなぁ、話題になったU2のボノとのセッション曲「Clannad & Bono - The Best of Clannad - In a Lifetime - In a Lifetime In A Lifetime」がクローズアップされた「マカラ」というアルバムが一番メジャーなのかな。何でもボノとクラナドのボーカルを張っているモイア・ブレナン=エンヤのお姉さんとは高校時代の同級生だとか…。そんなワケでデュエットが叶った作品だけど、うん、綺麗だよね。そして適度にポップでアイルランドの風はしっかりと封じ込められているので異色に感じるとこもある。やっぱホンモノは面白い。この辺からクラナドの横広がりっつうのが出てきたのかな、と後で思うんだけど、90年代に入ってくるとかなりデジタルっつうか新しいサウンドに彩られてきて、結構アイルランドのバンドも派手になるんじゃないかって思った。ホラ、大体アイルランド産って素朴だったりするからさ。

 そんなことでこの手のものはやっぱり女性ボーカルに限るんだけど、今や大御所バンドになったクラナドのモイアの声も突き抜けてくるから心地良い。で、今アマゾンみて思ったけど、「マカラ」ってジャケット変わってる…。

Clannad - Macalla Macalla
Clannad & Bono - The Best of Clannad - In a Lifetime The Best of Clannad - In a Lifetime
Clannad - Banba Banba
関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 3

There are no comments yet.
papini  

アタシ、「マカラ」しか聴いてない(汗
いや、ジャケ買いでさ(また?
あ、いいなぁ・・・って思って買っただけで
な~んも知らずに買った(笑
アタシが買ったのは右のヤツだけど、
今アマゾンで見たら、左も「マカラ」なのね。

これにU2のボノが参加してる、って知ったのは
買ってしばらく経ってからだったなぁ(笑

おい、気づけよ、って話だけど(笑

2006/11/16 (Thu) 00:52 | EDIT | REPLY |   
リュウ  

知らなかった・・・・。(汗)
そういうことなんですね♪
いやいや感服です。
こう、イキナリ出てきたかと思ってましたので・・・・。

チョット気になります。
癒されたい気分ですので。

2006/11/16 (Thu) 09:02 | EDIT | REPLY |   
フレ  
さんくすっ!

>papini嬢
うん、割とどれでもイケるけど差を見つけるまではいかないかな。雰囲気っつうか空気感がね、良い。だから思い切りケルトマニアには多分相手にされないかもな、我々(笑)。ま、でもほんのりと寒さを感じられるサウンドは好きだな。ボノ参加ってのはさ、ま、そこまで徹底して聴いているかな、ってトコなので自分も相当後になって知ったもん(笑)。

>リュウさん
ん?エンヤさんのお話?そうなんだよね、やっぱちゃんと下積みがあったりするんだよねぇ、こういう人は。癒されたい時にはジョン・レノンが一番。ん?響きすぎる?ま、そっか(笑)。はい、アイルランドはかなり癒されます、忙しい毎日を癒すには良いっす。でも多分、バリバリのロック聴いてる方が気分が高揚してきてすっきりすること多々ありますが…。

2006/11/16 (Thu) 22:55 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply