John Renbourn - Sir John A Lot of

John Renbourn - Sir John A Lot of (1968)
鎧面の騎士(紙ジャケット仕様)

 中世の音楽って、バロック音楽とかルネッサンス期みたいな中途半端な知識しかなくてそれもロック経由での知識だから実際に歴史的にいつ頃の音楽を指しているのかとかどういう形態での音楽なのかとかそういうのって全然気にして無くてね、雰囲気と聞きかじりだけだから正体を知らないままだ。だから中世の音楽のような、っていう形容詞は使えるけどその実それって?って突っ込まれると答えようがない(笑)。今はネットでそういうの調べりゃ簡単だけどさ、昔はそんなの分かんないからいくつかのアルバムの形容詞を見て聴いてそういうもんなのだろうと判断して知識をつけてくしか無かったんだもん、って言い訳しとこ。

 ジョン・レンボーンの1968年のソロアルバム「Sir John A Lot (Of Merrie Englandes Musyk Thyng & Ye Grene Knyghte) 」は相棒のバート・ヤンシュとは異なり、息を抜くという意味はあったのかもしれないけど、聞いていると到底そういうのでもなくもっともっとチャレンジと言うか新たな境地に気づいてしまって突き進んでいる気がする。それでも出てくる音楽性はそこまで尖ったものでも緊張感が高いワケでもなく、正に中世のバロック音楽のムードをギター中心で聴かせるというほとんど誰もやったことのない世界観を作っている、とも言えるか。以降何作かはこの路線の完成形を突き詰めていくことになり、名作と呼ばれるアルバムが幾つも生み出されている。その手前の「Sir John A Lot (Of Merrie Englandes Musyk Thyng & Ye Grene Knyghte) 」は実は結構重要だし面白いし、試行錯誤も聴かれる味わいがある。ギタープレイヤーとしての楽しみはペンタングルでバート・ヤンシュと共に創り上げるとして、ソロでのミュージシャンとしてはこういう音楽への追求に興味を抱いていたのだろうなというのは想像に難くない。

 必要最小限の楽器しか鳴ってない、しかも中心はギターそのもので旋律もメロディもリズムも奏でるという正にソロ作、あ、このアルバム全編インスト作品で歌はないです。フルートやリズム楽器が多少鳴っているとかそんな感じで、ギターの作品だから自分的にはとっても聴きやすい…が、一般的にはどうなんだろ?単なるBGMにしては凝りすぎてるしね。ただ、厳かな雰囲気はあるからそういう味わいとしてはロックやポップスみたいな他の音楽では味わえないムードと音色を味わえるのは事実。ジョン・レンボーンの作品はギターとしてというよりは音楽として聴いてしまう事が多いです。ソロ作聴いてると対照的ですらあるバート・ヤンシュとの対比、それでも一緒にプレイするとアレなんだから面白いモンだ。



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