Gary Moore - Live at Montreux 1990

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Gary Moore - Live at Montreux 1990
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ライブ映像を記録として残すというのはやはりカネかかる事だったんだろう。テレビ出演やテレビでライブ録画するからってのは一番手間もカネもかからない記録でアーティスト側としては良かったか。大物バンドはそれなりに映像が残されているけど、それ意外はやはりほとんど映像なんて残されていないもんね。70年代に限らずさ。ベックだってまともにないし、まぁ、その頃は映像で残すというのもそれほど一般的な事でも無かったようで、記録に残すなら映画にしちゃえみたいな方が強かった。残念な事だ。今となってはテレビ出演映像も流れてきてるから見れるが、昔はもう全然で、動いてる姿見れるなんて少なかったもん。

 Gary Mooreにしても80年代はあんまり映像がないようだ。売れてた売れてなかったって言えばそんなに売れてたワケじゃないから当然だろうし、それはもうハードロックバンドなんて皆そんなもんだろう。ただ、映像で記録を残すというのがMTV以降は割と普通になってきていた感はあるかも。記録を残すに値するライブと踏んだのがこの「Live at Montreux 1990」。アーティスト側の意思と云うか主催者側と云う気もするし、それはどっちでも良くて、ブルースに転向します宣言後の纏まったライブって事で話題になった。しかもアルバート・コリンズが参加している事で自分的にはちょいと興味津々だった。スタイル的には似てる部分あるからさ。見ていると案の定、Gary Mooreは自分のライブだからかギターの音がデカい。ゲストのアルバート・コリンズの音がいつものテレキャスだから、ちょいと小さめなのが残念。しかしながら飛び出してくるフレーズはさすがのアルバート・コリンズ…と言いたいけど、やっぱりどこか調子がよろしくないのかイマイチ覇気が無いように聞こえる。表情はいつもこんな感じだけど、自分のライブだったらもっとバリバリとカマしてくれるもん。やっぱりGary Mooreのスタイルとは合わないのかもね。

 そのGary Moore、うるさい。ブルーススタイルの曲でも弾いてるギターソロがペンタトニック中心ってだけで、音数が多すぎて多すぎて、確かに斬新な解釈のブルーススタイルではあるが、やり過ぎだろ。そんな事を思ったりしながらもレスポールが良い音してるなぁ…。あ、これ、ピーター・グリーンにもらった59年のオールドらしい。やっぱ違うわ。聴いてるとすぐ分かるくらいには違うから見事。これらの財産って今どうなってるんだろ?などと余計な事まで考えてしまった。Gary Moore弾きまくりライブの集大成としてのライブ映像ってことでお腹いっぱいになるくらい楽しめる映像。



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フレ
Posted byフレ

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