The Who - Tommy Live With Special Guest
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The Who - Tommy Live With Special Guest
![Tommy & Quadrophenia Live With Special Guest [DVD] [Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516v1%2Bofk2L.jpg)
エンターティンメントとしてのロックショウが栄華を誇った時代があった。80年代なんてのはモロにそんな時代で、90年代になるとその反動で一気にダークな世界へと時代は変わっていくんだけど、80年代はホント、今思っても何かとバブリーな時代だったな。ロックらしいロックってのがほとんど出て来なくてどれもこれもチャラチャラしたのが目立っててね、大物ロックバンドもそんな流れに呑まれてたというか…。そのおかげで妙にゴージャスなライブが見れたりもしたし、珍しい組み合わせだったりホーンセクションがいたりするバージョンってのも見れたりしたけどね。
The Whoが1989年に行った「Tommy」再現ツアーのライブ映像としてリリースされた「Tommy Live With Special Guest」は結構面白くて当時よく見てた。今はDVDで1996年の「四重人格」ライブとセットものになってリリースされているので二度美味しい作りになってるけど、昔はもちろんラスベガスのショウ単体でのリリースだったからね。オープニングから「Tommy」完全再現に加えて後半はベストヒットパフォーマンスになっててかなりお得に感じたものだ。ゴージャスなホーンセクションに英国人ならではのゲスト陣…、フィル・コリンズのおちゃらけた姿やビリー・アイドルの役者ぶり、パティ・ラベルの圧倒的な存在感にスティーブ・ウィンウッドのブルーアイドソウル感たっぷりの歌いっぷりなどなど、見どころは多数あるが、何よりも最初に目立ったのがジョン・エントウィッスルの金色ベース弦。ヘンな趣味の人っってのは有名だけど、金色のベース弦を張ってる人って実はほとんど見たこと無くって、そもそもがバブリーな時代だったんだな。キラキラの衣装は元々としてもさ、いや、何かと突っ込みどころ満載なショウ。
元々ピート・タウンジェンドがソロツアーやってたからバンドのメンバーはほとんどそのままでロジャーとジョンが合流した事でThe Whoの再結成になっていったという経緯のようだ。まぁ、ジョンがカネに困ってたから再結成で稼いで借金を無くしてやろうみたいなのが本当の動機だったらしいけど、それでもこんだけ楽しめるものが見れるんだからいいでしょ。ドラムはサイモン・フィリップスの超手数の多い安定した音でThe Whoってこんなに安定的な音が出せるバンドだったのか?みたいなショウ。ここからだろうなぁ、The Whoってのが今後の進化を決めていったのはさ。単発の企画ツアーとかライブで過去の遺産をきちんとやり切ってって、ライブバンドとしてまたその価値を高めていって…、うん、振り返ってみればなかなか面白い復活劇だし、今でも活躍してくれているししっかりとロックを体現してくれているバンドだ。
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エンターティンメントとしてのロックショウが栄華を誇った時代があった。80年代なんてのはモロにそんな時代で、90年代になるとその反動で一気にダークな世界へと時代は変わっていくんだけど、80年代はホント、今思っても何かとバブリーな時代だったな。ロックらしいロックってのがほとんど出て来なくてどれもこれもチャラチャラしたのが目立っててね、大物ロックバンドもそんな流れに呑まれてたというか…。そのおかげで妙にゴージャスなライブが見れたりもしたし、珍しい組み合わせだったりホーンセクションがいたりするバージョンってのも見れたりしたけどね。
The Whoが1989年に行った「Tommy」再現ツアーのライブ映像としてリリースされた「Tommy Live With Special Guest」は結構面白くて当時よく見てた。今はDVDで1996年の「四重人格」ライブとセットものになってリリースされているので二度美味しい作りになってるけど、昔はもちろんラスベガスのショウ単体でのリリースだったからね。オープニングから「Tommy」完全再現に加えて後半はベストヒットパフォーマンスになっててかなりお得に感じたものだ。ゴージャスなホーンセクションに英国人ならではのゲスト陣…、フィル・コリンズのおちゃらけた姿やビリー・アイドルの役者ぶり、パティ・ラベルの圧倒的な存在感にスティーブ・ウィンウッドのブルーアイドソウル感たっぷりの歌いっぷりなどなど、見どころは多数あるが、何よりも最初に目立ったのがジョン・エントウィッスルの金色ベース弦。ヘンな趣味の人っってのは有名だけど、金色のベース弦を張ってる人って実はほとんど見たこと無くって、そもそもがバブリーな時代だったんだな。キラキラの衣装は元々としてもさ、いや、何かと突っ込みどころ満載なショウ。
元々ピート・タウンジェンドがソロツアーやってたからバンドのメンバーはほとんどそのままでロジャーとジョンが合流した事でThe Whoの再結成になっていったという経緯のようだ。まぁ、ジョンがカネに困ってたから再結成で稼いで借金を無くしてやろうみたいなのが本当の動機だったらしいけど、それでもこんだけ楽しめるものが見れるんだからいいでしょ。ドラムはサイモン・フィリップスの超手数の多い安定した音でThe Whoってこんなに安定的な音が出せるバンドだったのか?みたいなショウ。ここからだろうなぁ、The Whoってのが今後の進化を決めていったのはさ。単発の企画ツアーとかライブで過去の遺産をきちんとやり切ってって、ライブバンドとしてまたその価値を高めていって…、うん、振り返ってみればなかなか面白い復活劇だし、今でも活躍してくれているししっかりとロックを体現してくれているバンドだ。
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