Queen - Live in Budapest

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Queen - Live in Budapest
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 リオデジャネイロって単語をよく聞くのだが、そうか、オリンピックの開催地か、って程度にしか世間ごとに興味が無い俗世から切り離れた感覚がヤバい気もするが、リオって言えばさ…ってどうしてもロック的なイメージしかないし、熱狂的な国という印象で、あんなに激しく熱いファン層のいる国もそうそうないだろうと。それでもやはり辺境の地の一つという勝手な解釈ではあるのだが、辺境の地でのライブを成功させていったバンドのひとつにクイーンがある、と言うか自分的にはそういう辺境の地の地名を知るのはクイーンあたりからだったんじゃないかなと思うし、それくらい革新的だったんじゃないだろうか。

 Queenって1981年頃にはブラジル方面でライブもしてたし以降もリオやら何やらとやってたんでそういうの漁って見るとなるほどとも思うけど、まともにビデオになって人気を博したのは1986年にブダペストで行われたライブ「Live in Budapest」。昔はビデオとかLDでリリースされてたんだけどDVD時代になってからは全然出て来なくて、かなり遅れてのリリースだったみたい。確かに1986年のライブだから「Live at Wembley」と重なる部分もあるからなのかな。ただ、Queenのアイテムって出せば出すだけ売れるとは思うんでどんどん出して欲しいもんだ。さっきのブラジルとかリオとかさ。日本公演モノだってあるしね。

 そのライブ、「Live in Budapest」を久々に見た所だが、1986年だからQueen最後の年だと思ってたけど、全盛期の頂点でもあったんだな、ってことに気づいた。だからバンドの勢いや安定感、演奏力やパフォーマンス、特にフレディのパワフルな歌は正にQueenと言わんばかりのエネルギッシュなライブで、広いステージを所狭しと暴れ回り、大観衆を自在に操っている。お得意のポーズも今は懐かしい、圧倒的な貫禄と存在感を示し切っているステージを収めた傑作ライブ。バンド的には70年代の方が好きだけど、Queen的には多分80年代の方が売れてて洗練されているから一般的に受け入れられるスタイルで、好みは分かれると思うけど、ショウビジネスだからね。今じゃこれもQueenだし、正にフレディだし、こういうバンドだったんだよ、というものだ。

 それにしても圧倒的だな、このライブ。ど真ん中のフレディのエンターティンメント魂が会場とステージを引っ張ってるし、皆がそれに従って楽しんでる。東欧の辺境の地、共産圏でのライブでファン側も情報量が少なかっただろう時代にこんなライブを実現していた事、それはそれは結構な苦労だっただろうし、それに見合うパフォーマンスを提供してしっかりと見合ったショウを提供しているし、いや、良いライブだ。こんだけパワフルな歌声聴くと気合入るわ。

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