Cold Blood - First Taste of Sin

0 Comments
Cold Blood - First Taste of Sin (1972)
ファースト・テイスト・オブ・シン

 共通項がある人とない人との会話って言えばそりゃ共通項のある人の方が話しやすいのだが、ない人との話もしないといけないような状況もある。適当な会話で話がつながれば良いのだが、なかなかそうも進まなくて話題を見つけて行かないといけないような場合もあったり…、黙ってても良いんだけど、そういうのもちっとね…なんて時困るよな。無視しちゃうというのもあるけど大人げないし、そういうシーンに気を使ってしまうのはまだまだ子供なんだろうか。

 1972年ベイエリアからのファンクロック、と言うのかブラスロックの騎手とも言うべきか…、Cold Bloodの「First Taste of Sin」なる作品、メンバーが白人だからね、黒人のような音楽やってる、やろうとしているんだけどやっぱり白人、アメリカ人だから聴きやすいってのもあるし、黒い甘さや重さやまったりさってのは無くって、そういう意味で行けばやっぱりロックの範疇になるんだろうな。それに加えて紅一点のリディア姫の歌声だ。パワフルで色気があってシャウトも出来てしっかりとバックに負けない、そして更に美貌も加わっての看板娘が歌ってうことでそれなりの人気を博していただろうと。そんなのを聴いてみたんだけど、こういうボーカルってまだまだいたんだなぁ…と改めて知った次第。まだまだ知らない世界はたくさんある。

 ギターから聴けばどう聴いてもロック畑の音でしかないし、バンド全体がそういう方向性だけど、音数が多いからゴチャゴチャしたサウンドになっててそこにブラスも入ってコンガも加わる、密度の高い音楽が出来上がるよね。リディア姫の歌がそこを抜けていくからゴージャスさが増して味わい深いロックになる。なるほど楽しめるアルバムだけど少々疲れるかも(笑)。





関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply