Flairck - Alive
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室内楽という括られ方をされることの多い芸術的な音楽の世界、中でもオランダのフレアークというユニットというかバンドは女性二人と男性三人による室内楽奏のような、あくまでもそのような、という意味でだが、世界のマニアへの関心度は非常に高く、その音楽も実に多様化した素晴らしく美しいもので今の季節にピッタリな穏やかさを聴くことが出来るのだ。
そもそもはpapini嬢のトコロで紹介されていて絶対凄く熱くてかっちょいいバンドに違いない、と思って密かに手に入れたのだが…、しかもアマゾン一ヶ月以上待ちで4,000円くらいだったんだけどね。今アマゾン見たら800円くらいであるみたい(笑)。何てことだ…、ま、いいんだが。で、それで手に入れて聴くまでは全く知らなかったし聴いたこともないし、もちろん名前も知らなかった。
で、聴いた。
全然イメージと違うじゃねぇか…、激しくも素晴らしいプログレッシヴロック的なものを期待していたのだが出てきた音はアコースティックとフィドルやフルートを奏でるとんでもなく素晴らしく美しい音楽で決してロックではないが、プロによるプロの音楽でしかも推薦アルバムがライブ盤だったおかげで、ノリも凄くて最高に熱い演奏で聴いていると燃えてくるね、これは。
「Alive」
何かのベスト盤みたいなジャケットなのが気になるけど、いっぱしのライブアルバムなのだ。1990年リリースっつうからそりゃ、自分の範疇にはあんまりないししかもオランダだしね。いいもの教えてもらったなぁ、と結構気に入ってチョクチョク聴いているのだ。ネットであれこれ調べてみるとやっぱり超絶テクニカル集団且つ演劇派だという。ん?なんで?って思ってみるとどうやらDVDのFLAIRCK & CORPUS 「CIRCUS HIERONYMUS BOSCH」を見るとわかるらしいが、演劇に合わせたライブパフォーマンスなんてのも平気でやっているみたいで演奏のみならずパフォーマーとして客を楽しませるという面もしっかりと持ち合わせているようだ。来日公演では曲の持つドラマ性に併せてキスをしながらフルート吹いたりとかしていたらしい。う~む、面白いかも。
そんなワケで、実に多様のサウンドが詰め込まれて、更にライブの熱い雰囲気を封じ込めた最高傑作と呼ばれるこのライブ盤したか聴いたことないが、十分に満足できる代物だね。
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