Jeff Beck - Loud Hailer
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Jeff Beck - Loud Hailer (2016)

3大ギタリストだって既に70歳代に突入していて到底現役とは思えない世代なのだが、なぜかジェフ・ベックだけはそんなことを感じさせることもなく元気一杯な現役なギタリストのままだ。一体何が彼をそうさせるのか、相変わらず革新的なプレイと組み合わせへのアプローチに余念がない。そして新作だ。古いものの焼き直しでベックらしいと言われるのではなく、そのギタープレイとアプローチでベックらしいと言われる見事な作品を届けてくれている。
アルバムは「Loud Hailer」、今回のバック陣営は英国のBonesというバンドの連中が主体のようだ。ボーカルもそこの女性が担当していて、そのメロディラインなんかにベックの意思が入っているのかどうかはよくわからないが、ベックって歌メロなんて作るのかな…、ギターがあんだけ歌うのはわかるけど、そのまま歌ってワケにもいかないしどうなんだろな。さて、アルバムを聴いているともちろんベックのギターでしかないくらいにワイルドに弾きまくり、さも自分のアルバムであるかのようなスタンスなのは当然なのだが、それでもきちんとロックバンドとしてのスタンスも出していて、それは何だろう、こういうジャンルだってのがない。ドラムの音は2000年代のベックの所のデジタル的な音だし、かと言って歌はやけにオールドタイプな感触だし、曲にしても相変わらずのベック的作品が多くを占める、それもまた個性的…だよなぁ。
あぁ、今回はだからインスト中心でギターを歌わせる作品じゃなくてもっと普通にロックバンド的な立ち位置でのギタリストって作品でね、聴いているとどこかでこういうベックのアプローチ聴いたなぁ…と思い出してみればそれはロジャー・ウォーターズの「死滅遊戯」でのベックのギタープレイだ。歌や曲のアプローチも実は結構その時のロジャー・ウォーターズの作風に似ているし、まるで異なる色なんだけど面白いものだよね。ああいう感じでベックが弾いてて曲が流れていく…、いいね。どの曲もそんな雰囲気で一杯で、そこでもベックのギターの音色が変わっていってそれだけでも楽しめる、この歳でこういう作品作ってくるんだもんな、やっぱ先鋭的と言うか幅広いというか…、久々にロック側に振ったアルバムになるかな。

3大ギタリストだって既に70歳代に突入していて到底現役とは思えない世代なのだが、なぜかジェフ・ベックだけはそんなことを感じさせることもなく元気一杯な現役なギタリストのままだ。一体何が彼をそうさせるのか、相変わらず革新的なプレイと組み合わせへのアプローチに余念がない。そして新作だ。古いものの焼き直しでベックらしいと言われるのではなく、そのギタープレイとアプローチでベックらしいと言われる見事な作品を届けてくれている。
アルバムは「Loud Hailer」、今回のバック陣営は英国のBonesというバンドの連中が主体のようだ。ボーカルもそこの女性が担当していて、そのメロディラインなんかにベックの意思が入っているのかどうかはよくわからないが、ベックって歌メロなんて作るのかな…、ギターがあんだけ歌うのはわかるけど、そのまま歌ってワケにもいかないしどうなんだろな。さて、アルバムを聴いているともちろんベックのギターでしかないくらいにワイルドに弾きまくり、さも自分のアルバムであるかのようなスタンスなのは当然なのだが、それでもきちんとロックバンドとしてのスタンスも出していて、それは何だろう、こういうジャンルだってのがない。ドラムの音は2000年代のベックの所のデジタル的な音だし、かと言って歌はやけにオールドタイプな感触だし、曲にしても相変わらずのベック的作品が多くを占める、それもまた個性的…だよなぁ。
あぁ、今回はだからインスト中心でギターを歌わせる作品じゃなくてもっと普通にロックバンド的な立ち位置でのギタリストって作品でね、聴いているとどこかでこういうベックのアプローチ聴いたなぁ…と思い出してみればそれはロジャー・ウォーターズの「死滅遊戯」でのベックのギタープレイだ。歌や曲のアプローチも実は結構その時のロジャー・ウォーターズの作風に似ているし、まるで異なる色なんだけど面白いものだよね。ああいう感じでベックが弾いてて曲が流れていく…、いいね。どの曲もそんな雰囲気で一杯で、そこでもベックのギターの音色が変わっていってそれだけでも楽しめる、この歳でこういう作品作ってくるんだもんな、やっぱ先鋭的と言うか幅広いというか…、久々にロック側に振ったアルバムになるかな。
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